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アルジャジーラが見た八ツ場ダム

  • 10-02-22 15:26
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Cast a long shadow
Originally uploaded by morocco09
And the local residents, now unsure,
they should step up their opposition
or give in to the inevitable.
Damned if they do and dammed if they don't.
(地元の住民は、反対活動を推し進めるべきなのか、
避けられないことをあきらめ身を任せるべきか、
今、揺れています。 -- 次の英語は訳しにくい!
damned と dammed ダム という単語で
pun 「言葉の掛け遊び」を作っている。
あえて、訳してみれば、
-- 反対すればのろわれ、あきらめればダムができる;
あるいは damned と damned で、どちらにしても良いことはない、などいろいろ訳せる。それを狙った非常に clever なまとめ方だ。)

Tony Cheng, AlJazeeraEnglish, 2:54 - 3:06
Japan turns to building amid economic gloom - 03 Mar 09

このビデオは2009年3月2日のもの。
金融危機後、多くの政府がインフラ整備を経済危機の克服手段にしていると指摘する。
アメリカでは道路や鉄道やブロードバンド、そして日本でも公共事業が、と。
1年ほど前のレポートで、政権交代の可能性にも触れていたが、その実現を見た今も 
Tony が言った最後の言葉は生きている。

建設会社との癒着、私腹を肥やす天下り、旧自民党政権下の霞ヶ関(官僚)主導政治などに振り回され、
地元の人々はさぞ辛かったろう。想像を絶する心身の苦痛があったに違いない。

政権交代実現後、その象徴としてメディアが盛んにとりあげた八ツ場ダム建設事業も今ではまったく聞かなくなった。しかし、問題がなくなったわけではない。それどころか、いっそう混迷している。

2010年2月18日付けの NIKKEI NET(日経ネット)記事によると、6都県は211億円の予算を八ツ場ダムに計上、前原大臣の建設中止表明と断固戦う姿勢をみせている。国と地方の「ねじれ現象」だ。

個人的にはダムなどつくらないほうが、環境にも財政赤字削減にも良いと思う。

人口減少で「水不足から水あまり」になるであろうと予測されている
地質のもろさが指摘され、事業の「成功が失敗の素になる」と警告されている
(アルジャジーラのTonyさんがオシャレに言ったけど、damned は「地獄に落ちる」という意味がある)
治水効果は期待できないと検証されている
1基じゃ足りないからあと6基つくる予定、など財政破綻のシナリオがある

建設会社の人たちには確かに仕事が入って良いだろう。作って壊して、壊して作って、半世紀たって、
まだ見通しが立たないけど、その繰り返しで生活できる。その間多くの人々が傷ついても、傷つけても、
前に進む。生活のためだから仕方ない。

なんとなく戦争(事業)と重なる。壊せば壊すほど、(武器、重機など)使えば使うほど、仕事が回ってくる。
手足や、命、心を失う人がどんどん増えていくけど、しかたない・・・。アメリカ国民が国内で反戦運動するのも、自分たちの血税がそういう事業にあてられるのに耐えられないからだろう。

ん~、アメリカの「終わらない戦争」もそうだけど、この「終わらないダム事業」もなんかおかしい。

おかしい、と思って、国交省を辞め、今、樽屋さんをしている宮本博司さんという人がいる。
素晴らしい講演だった (1/5  2/5  3/5  4/5  5/5 )。

つづく

 → 以前書いた記事を整理していて、「今はどうなっているのだろう?」と再考察しました。

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