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松本清張の小説を読んでいたら、「あそこ」という言葉を全部「あすこ」と書いていました。台詞もト書きもです。方言なのでしょうか。

  • 質問者:setyu
  • 質問日時:2011-08-20 00:02:11
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方言と言えば方言ですけどね、あそこ(ASOKO)をあすこ(ASKO)と言ういい方になったのはどうも江戸時代の頃の話しのようです。
当時の東京(江戸)辺りでは母音が欠落する事がよくあったようです。
あすこと言うのは当時の関東周辺でよくつかわれていましたけど、ローマ字表記をすると下記の通りになります。
あそこ(ASOKO)⇒あすこ(ASKO)

標準語ではあそこと発音し、表記もあそこですので、あすこと発音する人は現代ではかなりの年配者位なものでしょう。
テレビ関係の人でもあそこと発音しますし、学校でもあそこと教えますから、絶滅危惧種同様の言葉でしょう。
100年以上前の話し言葉ですので、間違えではないですが、使われる事は激減しています。
なので、方言?と思われる人も多いでしょうし、実際方言に近いものがあるのかもしれません。
少なくとも今の50代の関東の人間だと滅多に使わない言葉ですね。
使う人は50代の人間でもかなり少ないと言う事です(学校ではあそこと教わりましたから)
小説や文献の中では残っているかと思いますね。
ちょうど松本清張氏の世代でしたら、普通に使っていた可能性がありますが、今は小説や文献のみで見かける言葉になってしまっている可能性は大きいです。

  • 回答者:匿名希望 (質問から12時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

元々江戸の言葉なので方言と言えばそうかもしれませんが、
戦前は当たり前に使われていた言葉のようです。
東京出身の昔の作家はあすこと書いていたようです。
また彼処(彼所)と書いてあすこと読みますから、厳密には方言とは違いますね。
昔風の東京の言い方ということです。

  • 回答者:なな (質問から3時間後)
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