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原発って単にタービン回して発電するだけですよね。タービン回すのに、わざわざ処理方法のない放射性物質を使う理由は何ですか。製造から廃棄までの全過程を考えた場合に(って、廃棄の方法がまだありませんが)、効率的なのでしょうか。
熱なら地熱とか、太陽光集光熱とか使えばよいのではないでしょうか。ためておけないのだから、ためる技術革新に人類の英知を結集して開発しておくべきだったのではないのでしょうか。

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2011-09-20 19:37:52
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エネルギー効率と資源の問題です。
たとえば原発1基の発電量を地熱で賄おうとすると、地熱発電所80個程度は必要になります。
地熱は現時点では建設と維持に相当のコストがかかり、また森林破壊・景観破壊の問題もあるため、
放射能汚染とは別の問題があります。それこそ森の生態系の全滅とか。
太陽熱についても効率は良いとはいえません。
原発1基分=東京ドーム100個分(東京ディズニーランド9個分)ほどの面積が必要です。

資源に関しては、火力発電(石油・石炭・天然ガス)は海外依存が強く、
石油価格の変動に右往左往させられる一面があります。
特に石油に関しては40年ほどで枯渇するのではないかと言われており、
どんどんアテにしづらい状況になっていくでしょう。

理想論でいえば核廃棄物処理が大変な原発はないほうがいいに決まっています。
しかし逆に考えれば、原発があったからこそ石油の節約につながったという見方もできます。
これと同様のジレンマは産業革命時にも起きていて、
産業革命前・・・燃料は木材。空気は汚れないが、ヨーロッパの森林はほとんど伐採された。
産業革命後・・・燃料は石炭、その後石油へ。空気は汚れるが、森林伐採は止まった。
つまり、石炭や石油の利用が森林破壊に歯止めをかけたともいえます。


回答者:匿名 (質問から3時間後)
回答者:匿名希望 (質問から3時間後)

世の中には原発利権しか存在しないような、極端な考え方ですね。
太陽光、地熱、風力はもちろんのこと、ありとあらゆることに利権は存在します。
それこそエコバッグが普及すれば陰で潤う奴がいるぐらいです。
原発利権がなくなっても新たな利権が生まれるだけ。
利権がどうこうと言うのはエネルギー問題の本質を考えるに当たり不必要。

===補足===
1000年もつというのは石油を含んだ砂岩(オイルサンドとかオイルシェールとか呼ばれるもの)です。
身近なもので例えると、道路を舗装するアスファルトには石油が含まれています。
そのアスファルトに圧力をかければ少量ながら石油を絞り出すことができます。
そんな感じで、石油を含んだ砂岩を含めれば1000年分ぐらいあるだろうという話ですが、
精製コストがものすごくかかります。
40年で枯渇するというのは、現在、各産業で使われている液体の石油(原油)です。

太陽光、風力、地熱などは環境に優しいと言われていますが、生態系を破壊する可能性があるため、
手放しで「安全」と言えるかといえば疑問が残りますね。
トキが1羽死んだだけで大騒ぎするのに、こういったことにはまるで目がいかない現状も何だかな・・・と思います。

  • 回答者:匿名 (質問から4時間後)
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すいません。間違って4にしてしまった。拍手しておきます。

石油は1000年くらいもつのでは?


利権はあってもよいというか、ある程度しょうがない。
危険極まりないものが利権がからんだおかげで、安全性をよりも利権が優先されていることが問題だと思う。安全なエネルギーに利権がからんで、汚職があっても、福島原発のような被害は出さないのだ。

ずっと前から枯渇する、といわれつづけて、でも延長され続けているのは?
原発の方が安全と言うことですかね?

並び替え:

いずれは原発はなくなると思いますが数十年先の話です。
代替えエネルギーを何にするか今後の研究開発に待たなければなりません。
おっしゃるように地熱、太陽光やほかに風力、波力、紫外線の利用による昼夜発電などが考えられますが、どれをとっても今まで以上の電力量を安定的に確保するにはコスト高は否めません。
また蓄電器については現時点でもありますが一般家庭で夜間も今まで通りの電力使用を望むと学習机分ぐらいの大きさが必要になります。更に研究して小型化はされると思いますが画期的なものが出ればいいです。
今年になって日本と欧米のいくつかの国とあとから参加してきた中韓などの共同研究の核融合発電実験炉建設がフランスで始まりました。
実用化は2050年前後とロングレンジの研究開発ですが、燃料は無限にある海水中の水素を使ってプラズマ発生で水を湧かしてタービンを廻して発電しますが、放射性物質は一切出さないクリーンエネルギーです。
その実験炉の施設長・副施設長に日本の研究者が就いて研究が進められます。
一刻も早い実用化を望んでいます。

  • 回答者:ビワコオオナマズ (質問から17時間後)
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単純にエネルギー密度と放出可能時間と安定出力の問題です。
製造と言っても、元々自然界にあるウラン鉱石の不純物を取り除いたものです。
太陽光は夜や、台風など来たり冬の曇の日は発電できません、しかも20年で使えなくなる割には広い免責を使い原発1基分がやっとです。太陽光追従システムを付けてどんなに安くても1KW当たり100万円原発1基100万KWなので100万X100万、1兆円、それに発電効率は20%、風力は茨木の回らない風車を始め、津軽の強風で折れ倒壊したまであり、旧風では破損防止のため羽をロックするしか無い、といがいと使えない、地熱発電は出力のコントロールができない、相手が自然なので、それと何時まで使えるか分からないので言われているほど実用性がない、貯める方法はありますがリスクを伴うので出来ない、電気分解して液体ヘリウムを作れば燃料電池として使えますが、引火性が非常に高く、引火時の爆発力は天然ガスの比ではないので、危険性と言うリスクが伴うのと変換効率が圃場に悪いという問題があり、また放射性物質を廃棄といいますが、それなら今現在大量にある放射線燃料を使わずに廃棄するのと、使って廃棄するのとどちらが良いか、使えば目減りするわけですが、つかわなければ目減りしません。
その大量の燃料を六ヶ所村に全部集めたら、六ケ所村で大地震が起きたら日本消滅位の被害になると思いますが?、だとすれば、今原発がある場所に永遠に管理しながら放置することになりますが、福島の4号炉、炉内に燃料はなかったのだから、現在の停止した状態と同じ、でも津波で水素爆発しています。その状態が本当に安全なのでしょうか、しかもそれをす千年単位で管理しなければいけないわけです。
 原子炉を使うべきだとまでは言えませんが、今ある核燃料を減らす手段は原子炉を動かして燃やして、各エネルギーを減らす方法以外無いのも事実でプルサーマルも燃えカスを集めて濃縮して燃えカスも燃やして総量を減らそうという方法です、とことんまでとか生きることがある意味核燃料の唯一の処理方法なのも事実です。

  • 回答者:匿名 (質問から6時間後)
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効率的に使い切れればいいですね。
もんじゅがんばれ!

そうですね
原発に力を注がず安全なエネルギー開発に力を注いでいれば
もっと効率の良い発電・蓄電技術が進んでいたと思います。
そういったことにお金を掛けてこなかった国の政策に問題がありますね。
利権まみれの世界で大切なものが分からなくなっていたのでしょう。

原発がなくなれば必ずそれに変わるものが出来るはずです。
今度は安心安全なエネルギー開発をしてもらいたいです。
日本人がそれを開発できれば素晴らしいですね。

  • 回答者:匿名希望 (質問から3時間後)
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1967年に原子力平和利用の名の元に
アメリカのGEより言い値で買ったのが
福島の原発ですから。
未熟なときのものですから、問題ありすぎですね。
日本の国家予算の多くを補助してきたわですね。
それにより、利権が生まれ、政治家、官僚、東電の癒着できましたから
持ちつ持たれつで、今まで安全対策などしないできたから、
こんなことになりましたね。
廃棄場所は全世界でもないですね。
あなたの、ご指摘のように、
太陽光など、再生エネルギーに、原発導入くらいの
莫大な国家予算を使って、いれば、こんなことにはならなかったと、
思いますね。
これからの、技術革新に期待いています。

  • 回答者:匿名 (質問から3時間後)
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地熱?温泉地や手つかずの自然を破壊してまでやる価値があるのか疑問です

太陽熱?相当大きい鏡が必要ですよ
太陽光?常識を越える高コストです

自然エネルギーの利権は原発利権より風当たりが追い風なのを良いことにえげつないんですよ。
その証拠に風力発電の風車が止まっているのは補助金の取り合いによる仇バネです

  • 回答者:秘匿 (質問から3時間後)
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原発立ち上げ当時の70年代、高度経済成長により電力供給が急務となった。中東戦争による火力の燃料供給源の政情的な不安。太陽光や地熱を効率よく使える技術がなかった。原子力のノウハウはアメリカが教えてくれた。同じ熱量を発するのに燃料の嵩が数千分の1。原子力発電によって潜在的に「核保有国」となり周辺国にハッタリが効く。

そんな思惑とともに、「放射性物質?ま、あとで何とかなるでしょ」という日本お得意の必殺先送りまで繰り出して突き進んできたわけですな。

  • 回答者:ぐーたら (質問から3時間後)
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