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先日水道料金について質問した者です。

水道料金の内訳である上水道使用量と下水道使用料をごっちゃにして考えていたらしく何となく理解が追いついていない状態です。

「一般個人宅では水道を使用しなければ、極端な話、何十トンもの水を排水してもタダです。」との分かりやすい回答をいただき何となく理解できたのですが、要するに一軒家の家についている水道メーターは水道から水を出さない限りメーターが回ることはなく、スーパーなどで買ってきた水をじゃぶじゃぶ流したとしても料金は発生しないということでしょうか?

トイレやお風呂は料金が発生するということは分かるのですが、これは蛇口を回して水を出したりレバーを押して水を流したりしているからでしょうか?だから外で買ってきた水を流したところで料金は発生しないという考えでよいのでしょうか?

何度も申し訳ないのですが、どうかよろしくお願いします。

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2012-04-30 02:20:02
  • 0

先ほど、最初のご質問でBESTを頂いたものです。
説明しますね。
まず、上水道料金のお話から・・・
一戸建て住宅の場合は家の外に“水道メーター”が土の中に埋まっています。
このメーターはそのメーターの所で水道管に流水が発生すると水の流量によって、プロペラが回転し表示していくものです。
決して蛇口の部分で計算している訳ではなく、あくまでもメーターの部分での表示です。
メーターから蛇口の出口までは常時、水が水道管の中に詰まっていますから、蛇口からでた水量とメーター部分の水量は同じ事になります。
マンションやアパートでは玄関横にある水道管やガス管の集積メーターがあり、その部分での流量計となっています。

次いで、下水道料金です・・・
下水道使用料はあくまでも上水道を利用する事により発生するものです。
しかし、例外があります。
先ほどの回答では書きませんでした(長くなるもので・・・)
・井戸水を使用する場合
・雨水をトイレのタンクに貯めている家庭
・ビルなどの建設時に土の中から大量の水が発生する場合
これらは上水道を利用しなくても契約が別途必要です。http://www.gesui.metro.tokyo.jp/kurasi/ryoukin/ryokin_03.htm
しかし、これは常時使用の場合のみですからご安心ください。

さらに、下水道利用量はどこにもメーターはありません。
上水道利用量をみて計算するしかないんです。
なので、買って来た水をいくら流したところで、家に入って来た水の量は上水道のメーターしかないのですから、買って来た水の量はメーターを通りませんので、いくらでもタダ(基本料金はかかりますよ)です。
こればかりは、水道管理会社で確認のしようがありません。
どうしても気になるなら、水道管理会社(請求書を発行している会社)に確認してみてください。
同じ答えが返って来ます。

なぜなら、私は千葉県の水道管理会社に勤めているものですから・・・
どうでしょう?ご理解頂けましたか?
解らない部分はコメントに書いてください。
補足は一回限りなので、できるだけピンポイントで不明な事を書いて頂けると、返答しやすいです。

===補足===
了解しました!!
・下水道メーター
実はあるんです。
一般の住宅に関しては、上水道から出た水が100㎥だとすると、下水に流れないのを5㎥程度とみなしています。
これは、飲み水・屋外に散水・料理に使用等で下水に流出しない水の用途があるからです。
さて、話を戻して「下水道メーター」ですが・・・
「老人ホーム」に多く設置されているんです。
老人ホームは“紙おむつ”を使用している入居者が半数以上いらっしゃいます。
業務施設なので、一般家庭とは違う契約内容なのですが、老人ホームは水の排水量が一般家庭の入居者よりも極端に少ないのです。
解りますか??
健常者(こんな言い方は良くないかもしれませんね)は飲んだらトイレで出しますよね。
しかし、紙おむつを履かれた方の尿は全部、紙おむつで吸収され、下水には流れずゴミとして処理されます。
この為、この様な通常の一般家庭と同じ様な上水道利用と下水道利用のバランスが大きく違う所には「下水道メーター」を設置して実際の下水道使用量を計測しています。

・これから下水道利用量のメーターの設置について
上で書いたように、既に一部では下水道メーターが設置されていますが、一般家庭においては普及しないと思われます。
理由として、老人ホームであれば設計の段階で取りつけ工事を最初から入れて予算組みされ管理体制も出来上がっています。
しかし、日本中の一般家庭にこれを取り付けるとなると、全額個人負担となります(法制化されて無料となれば別ですが、そんな事はこのご時世にありえません)。
取り付けは簡単にどこかにポンと取り付けるのではなく、下水管を掘り起こして特殊なメーターを設置しますが、その時にかなり昔の配管であれば、今のモノとは材質も形状も違う為、その家庭の排水管全てを全交換します。
配管の長さによって変わるので絶対的な金額はかけませんが、びっくりする金額になると思いますよ。
単純に上水道メーターと同じに考えてはいけません。
上水道メーターは管の中は純粋に“水道水”だけが流れています。
しかし、下水管には何が流れるでしょう???
考えてみてください・・・
流してはいけない「油」、シンクの排水口から流れてしまった「生ゴミ」、お風呂場の排水口から「髪の毛」など、“異物”が流れて来ます。
その中にセンサーを入れて計測しなければなりません。
水の流量だけを感知したいのに、異物がその測定を邪魔したり、センサーを故障させる原因となってしまいます。
老人ホームの排水は一般家庭の排水とは違い、一旦処理機械を通して下水道に流しています。
この処理後の水の流量を測定するので、純粋な水の流量測定が可能です。
この処理機械設置と配管交換(排水口から下水道本管まで)+下水道メーターを一般家庭に施すと、軽く1千万円は超えるでしょうね。
どうです?節約する為にそれだけの金額を出す気にはなりませんよね?
これが、普及しないであろうと答えた理由です。

ご理解いただけましたでしょうか?
水道と下水の関係って、「単純に水が来て、水が出る」というものではないんです。
蛇口を開けば水が出るのが当たり前、排水口に流せば出て行くのが当たり前とお感じになるでしょうが、その毎日の当たり前の陰で様々な理由から現状の「水道使用料金+下水道使用量」が発生しています。
一度、浄水施設と下水処理センターを実際にご覧になってみませんか?
今お住まいの地域の両センター共に見学ができるようになっていますので、是非一度足を運んでみてください。
「え~~~~っ!?マジでぇ~~~~~!!??」と思わず口から出てしまう様な話も聞けると思いますよ。
長分、失礼しました。m(_ _)m

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

なるほど・・言われてみれば下水はとんでもないものも流れている可能性もありますからそこにメーターとなると大変なことになるうえに自費で賄うなんてありえませんね。

長年の疑問はすっきりした気分です。すばらしい回答です。

見学できるんですか!?浄水施設と下水処理センターぜひ見たいです!と、いうのも大型連休&休暇をとったので子供のためあちこちの工場見学に連れて行っているのです。すぐに調べて見学できる距離にあるかもチェックします。なるほど・・節約にばかり目がいっていましたが、何か水道にまつわる大切な知識を得た気分です。ありがとうございました。

並び替え:

回答が必要なのは、2つだけのようなので、2つのみ回答します。

・何故現在の水道メーターは上水道利用量は計測できるのに下水道利用量は計測できないのか?(何となく上下水道両方につければより正確に従量課金制になる気がするのですが?)

→計測できます。ただし、メーター取り付けは、自費での取り付けになります。
ユースケースは、上水道から流した水が、そのまま下水に流さないケースで、それを証明して、下水料金を値切る時に利用します。
ほとんどを料理水、飲料水にしているとか、噴水で循環させていれば、循環時に蒸発することなどがあるので、下水する水が実際少なくなっていることの証明になります。

その根拠を示す時の裏づけ資料になります。

また、下水量が多くなる人、井戸水と水道水を併用している場合は、別途届出が必要です。別計算されて、請求されます。

・これから先、下水道利用量を正確に計測できるメーターも取り付けられる予定はあるのか?

→今のところはありません。
水道使用量≒下水されると考えるほうが、合理的で、わざわざ設備投資する必要性を今までも感じず、これからも困ることを想定しずらいからです。

本当に厳密に測定したら、より適正な料金請求をできると思いますが、現在、その予定を聞いたことがありません。

  • 回答者:匿名希望 (質問から11時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

確かに全く流さない人は値切る根拠として使えますね。ただ自費でとりつけとなると・・我が家では難しいですね。絶対流さないということも不可能っぽいですし(笑)ただこれは知識としてかなり有用ですね。井戸水とかは届出が必要なんですか・・知らなかった・・雨水飲むわけにはいかない以上、安定して水が出る環境って大切なんですね。これからももっと知識を増やそうと思います。

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