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大飯原発3、4号機ではプルトニウムが使われるというのは本当でしょうか。

 実は、大飯原発3、4号機では、通常のウラン燃料ではなく、「MOX燃料」の使用が予定されています。(ウィキペディア参照) MOX燃料は混合酸化物燃料の略称で、原子炉の使用済み核燃料中に1%程度含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜてプルトニウム濃度を4~9%に高めたものです。

 濃度の高いプルトニウムを使用するのがMOX燃料で、水素爆発を起こしたとされる福島第一原発3号機も、軽水炉でMOX燃料を使うプルサーマル方式を導入していました。MOX燃料の問題点は、次の通りです。

ウラン新燃料に比べ放射能が高い(特に中性子が著しく高い)ため、燃料の製造については遠隔操作化を行い、作業員の不要な被曝に十分配慮して行う必要がある。
ウラン中にプルトニウムを混ぜることにより、燃料の融点が下がる。これにより燃料が溶けやすくなる。
また熱伝導度等が、通常のウラン燃料よりも低下する。これにより燃料温度が高くなりやすくなる。
核分裂生成物が貴金属側により、またプルトニウム自体もウランよりも硝酸に溶解しにくいため、再処理が難しい。
FPガスとアルファ線(ヘリウム、ガス状)の放出が多いため、燃料棒内の圧力が高くなる。
性質の違うウランとプルトニウムをできる限り均一に混ぜるべきであるが、どうしてもプルトニウムスポット(プルトニウムの塊)が生じてしまう。
国は基準を設けて制限しているが、使用するペレット自体を検査して確認することはできない。 (ウィキペディアより)
http://yokodo999.blog104.fc2.com/

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2012-06-13 00:52:33
  • 0

高速増殖炉もんじゅの実現の目処が全く立っていないため、溜まりに溜まったプルトニウムのはけ口として、プルサーマル計画は作られました。

実際には、MOX燃料によるプルトニウムの割合は少なく、ほとんどプルトニウムは減りません。(プルサーマル計画自体も、実は破綻しているのです。)

ご質問の大飯原発でMOX燃料が使われているどうかについてですが、プルトニウムの使用については核物質防護上、プルトニウムの核兵器への転用を監視するという側面から、IAEAに報告が義務付けられており、国民に全く公開されないまま原発で利用される可能性は低いと考えます。

ただ、MOX燃料であるかどうかに関わらず、ウランの核分裂の際には必ずプルトニウムは生成されますので、原発のリスクという面では、それ程大きく変わらないのかもしれません。

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もともとその予定で建設された新鋭原発ですからね

  • 回答者:匿名 (質問から15時間後)
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可能性はあるでしょうね

  • 回答者:sooda (質問から20時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

これまた怖い話ですね。
日本はどうなってしまうのでしょう・・

  • 回答者:匿名 (質問から7日後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

その可能性は十分にあるでしょうね

http://www.news-us.jp/article/275679739.html

読んでみてください

  • 回答者:匿名希望 (質問から7日後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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