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質問

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現役で俳優として活動しております。
質問者様が悩んでらっしゃる3箇所とも出身の役者仲間がいます。
特に文学座出身の方は活動していると結構な割合で会うことが多いですね。
それだけ出身の方が多いということになりますね。とはいえ個人の能力でいうとピンキリだと思います。これは文学座に限ったことではありません。逆を言えばどこの養成所出身であろうと能力差は本人の才能や努力次第で変わってきます。
とは言ってもそれぞれの養成所での個人の肌にあった特色というのは間違いなく存在するので、たくさん情報を得てしっかり判断された方が良いと思います。

ここからが本題です。ご存知かと思いますが文学座の養成所は入所するのにオーディションがあります。全盛期と比べたら倍率はかなり落ちていますが、現在でも根強い人気があり、5倍〜の倍率をくぐらなければなりません。講師陣は文学座の重鎮とも呼べるような方から、文学座の今後を台頭するような若手の演出家の方までそれぞれいらっしゃいます。
養成期間は本科生として1年その後半分以下に絞られ、研修科生として2年間、更に絞られ数人だけが文学座の座員として生き残れます。
新劇を主として作り上げているところなので養成所では当然映像向きというよりはいわゆる“演劇”向きの演技を教わるところになります。文学座の座員の方は演技が上手い方がたくさんいらっしゃいますが、最近の若手は映像の方へ活躍している方は少ないように思います。出身の中で一番最近映像の世界でご活躍されている俳優といえば長谷川博己さんですかね。
私自身通ったことがあるわけではないのではっきりしたことは言えませんが80年以上続いている老舗劇団なのでカリキュラムは独自のスタイルが確立されており、演技派と言われるような役者さんや、第一線で活躍されている演出家から学べるのは間違いありません。
舞台をやらせたら素晴らしい方達ばかりですし演劇の世界から時間をかけて演技派俳優を目指すなら文学座は良いと思いますよ。

次にフラッシュアップですが、こちらは宮崎あおいさんや多部未華子さんが所属されているヒラタオフィスの新人開発部門ですね。私のイメージですがやはり美男美女が多く集まるように思います。フラッシュアップはレッスンに通いながら、お仕事やオーディションの案件を受けつつその中で活躍が認められればヒラタオフィスへ昇格するような流れです。
この昇格までの道のりが少し遠いようでみんな地道に頑張ってるけどなかなかヒラタオフィスへは上がれないそうです。
が、私の周りだけかもわかりませんが皆さんコンスタントに仕事をもらっています。
フラッシュアップでは養成所ともまた違うので卒業みたいなことはないようです。なかなかヒラタオフィスに上がれずにやめて他に行く方もいれば、そこに長いことい続ける方もいるようです。
私が思うに昇格できずとも、仕事量の多さから人と知り合える機会が多いので他の事務所から声がかかったりということもあるのではないでしょうか。

クリードは最近よく耳にします。こちらは事務所ではなく新人映画俳優や新人歌手開発を主としているところです。
倍率はわかりませんがオーディションをクリアしなければ入ることはできません。以前、クリード出身の役者仲間に聞いたところ、毎月1000人単位の応募者があるようで今かなり伸びてきているところだと伺いました。社長も柔軟な方のようで、現代に見合った売り方をレッスンに取り入れているようで、例えばSNS上においての自分の見せ方などを教えてくれるようです。
レッスン中もカメラを回し、自分がどんな風に映るのかどのように見せれば良いのかを学ばせるため撮影したものを編集して見せてくれるようです。
また、クリードは講師陣が素晴らしく、豪華監督陣が携わる映画に出演できるようですが、この撮影した作品を通して大きな仕事につながることもあるようです。
上の二つに比べたらまだ設立してから日が浅いので全国区に名を轟かせるような役者は輩出してませんが、業界内の評判からしても恐らくこの先そういった方は現れると思います。

拙文をお許しください。少しでも参考にしていただければ幸いです。

  • 質問者:mumic
  • 質問日時:2018-03-17 13:29:40
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