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非常口の色で、緑色の地に白文字と逆のパターンの白色の地に緑色の文字のデザインがありますが、意味が異なるのでしょうか。

白い非常口マークは正式には『室内通路誘導標識』といい、「非常口に向かうには、この通路を通って下さい」という意味です。
非常口がある方向を示しているので「ここには非常口はないけど、こっちに行けばあります」と意味です。
緑の非常口マークは正式には『避難口誘導標識』といい、「非常口はここにあります」という意味となり、室内の奥から外に出る場合白い非常口マークの矢印の方向に向かって進むと出口の直前に緑の非常口マークが設置されているので、そのまま外へ出られます。

この非常口マーク(ピクトグラム)はさまざまな試行錯誤の結果生まれました。
まず1972年の大阪の千日デパート、73年には熊本の大洋デパートでの大きなビル火災がきっかけとなり、当時非常口を示す避難誘導サインが有効に機能しなかったのではないかと国会で取り上げられ、当時の「非常口」表示は寸法が小さいために煙で見えにくかったのではないかということで、「非常口」という文字を不自然に巨大化させるよう、消防法が改正されました。
しかし、子どもや外国人には漢字は理解できませんし、「常」のような画数の多い文字は大きくしても遠目にはつぶれてしまって読みにくい、またせっかく高感度の施設でもこの威圧的な表示がその場のイメージを壊してしまったり、病院で患者さんの安眠を妨げるといったことから非常に不評でした。

そうした経緯があり、1979年3月に一般公募が行われ、集まった案の中から、見え方のテスト、心理テスト、煙の中での視認性テストなどを行いながら、修正を行い現在のようなデザインに仕上がりました。
ですから現行の非常口サインが全国的に普及し始めたのは1982年頃からです。

また、ISOでは当時ソ連の案に絞られつつあるところに日本が1980年6月にこの案を提出しましたが、ソ連からの反発は大きく全国紙にしばしば「日ソ対決」「日欧戦争」などと大きく取り上げられました。
その後さまざまな応酬がありましたが、最終的には82年にソ連が自分たちの案を取り下げたことで日本案が世界標準となったそうです。

  • 回答者:匿名希望 (質問から4時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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白地の方は、非常口までの誘導灯になります。そして、緑の方が、非常出口そのものです。
誘導灯となる、白地は、非常時に、電源が切れてしまった際でも、避難に足る充分な光を与える目的も有る様です。

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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

非常口のサインには「緑地に白のデザイン」と「白地に緑のデザイン」の2種類があり、
それぞれ意味するところが異なります。

・緑地: そこが非常口
・白地: 非常口へ通じる通路(非常口の方向に矢印が併記される場合もある)

白地にしてるのは照明も兼ねるためのようです。
合理的ですね。

緑地のものは、『非常口』のある場所に設置されているのでこの表示を目指して避難することで脱出できます。
白地のものは、『非常口』のある方向を表しているので矢印がついています。
矢印の方向に避難しないと『非常口』はないということです。

『非常口』のデザイン(ピクトグラム)は、JIS規格によって定められたものですが、ISO(国際標準化機構)にも登録されている国際基準でもあります。


非常口サインの色分けについて、画像付きで載っています。
参考までにご覧ください。
http://usability.novas.co.jp/diary/105.html

  • 回答者:ダッシュ (質問から2時間後)
  • 2
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

白地に緑の文字は、避難口への通路をあらわしてます。
緑地に白の文字は、避難口のある場所をあらわしてます。
(以前、テレビで言ってました)

  • 回答者:匿名希望 (質問から10分後)
  • 0
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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。

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