現実派か理想派かという区分を提案してみます。
現実派は今の自分を「泣こうが喚こうが今の自分はこういう奴」と受け止めた上で、「じゃあ、そういう自分でどうやって目標まで行こうか」と「自分がどうか」ではなく「自分をどうするか」の行動の視点で見ます。出発点が現状にあるといっても良いですね。
理想派は理想の自分と今の自分の距離を気にしがちです。この場合、「理想とどれだけ離れてるか」を思考の中心に据えています。出発点が未来あるとも言えるでしょう。もちろん、目標までの道のりが明確であることは良いことですが、いかんせん大概はそのあまりの遠さに気力が萎えて座り込んでしまいます。
こうしてみると、自分が好きな人は、良い方向に努力し始めることは容易でも、基準が現状にあるから、蛇行したり妥協したりしやすい。自分が嫌い(自分に厳しい)人は、理想へまっすぐ目が向いていても、そもそも歩き出すのが困難と言えるかも知れませんね。