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アホ見たいに「タミフルを飲ませるのは日本くらい」だそうです(元国立感染症研究所の方が言っていました)日本医師会の商業的な意向だと思いますが、タミフルを使いまくると新型インフルに耐性が出来やすく変異しやすい傾向にあるそうです。
すごく困るんですがどうすれば良いですか?

===補足===
ご回答ありがとうございます。
自分が薬を飲む、飲まないという事ではなく、国民が薬を乱用してウィルスが変異する可能性があるという事です。

  • 質問者:金糸
  • 質問日時:2009-05-21 23:32:10
  • 0

ご質問内容を整理してみます。
①タミフルを使いすぎているという事実は、医師会の意向か?
②タミフルを使いすぎると新型インフルエンザウイルスの変異を促進して、耐性ウイルスができやすくなるのか?
③②が起こると怖いが、どうすればよいのか?

これでよろしいでしょうか?

勝手に、いいよ とこたえていただいたとして、以下に私の考えを述べます。

①インフルエンザと診断するとすぐタミフルを処方するのは、たしかに日本の特性のようです。アメリカの10倍とか。
 この原因は、大きく分けて3つあります。 
 ひとつは、日本では薬がとても安く手に入る保険医療制度があるからです。保険の種類と年齢によって変わりますが、薬の値段は実際の値段の1~3割で買えるので、保険証をほとんどの人がもっている日本では、タミフルのように価格が高めの薬でもやすく手に入ってしまうので、患者側も欲しがるのが要因のひとつです。アメリカには日本のような国民皆保険制度はないので、所得の低い層はタミフルが高くて買えないという事情もあるのです。メキシコで発生した今回の新型インフルでも、メキシコで死者が多いのは、低所得者層が症状が重くなるまで医者にかかれなかったためだといわれています。
 ふたつめは、医師が薬を出すことでサラリーを得ているという事情です。病院経営は、入院日数を短くしろという国の方針で経営が厳しくなっています。一方、外来診療の収益は診察料と投薬量ですが、診察料は回数で決まってしまいますから、一日10倍の患者を診るなどとても不可能です。となると、料金が増やせるのは投薬です。つまり、高い薬を出すほど、利益が上がるわけです。タミフルがとても高価な薬というわけではありませんが、ほかにインフルエンザに効果がある薬がすくない状況なので、薬価の設定は高い方です。となると、なるべく処方箋を出したいという理由がわかりますね。
 3つ目は、患者が欲しがるという事実です。日本では、インフルエンザにはタミフルが効くという情報がみんなに回っています。どういう使い方をすれば効くのかについては真剣に考えもせずに、インフルエンザだ、タミフルだ・・・ というメチャクチャ単純な発想で患者側もタミフルを出して欲しいと医師に申し出ることが多いのです。
 
 けっこうコワイ副作用もある薬なのに、安易に使われている理由には、お金と、発想の貧困さが絡んでいると思っています。必ずしも医師会だけの仕業ではないですね。むしろ、国の方針がしっかりしていないことに原因があると思います。つまり、タミフルについても無駄に使わないよう、しっかり指導する姿勢がかけていると思うのです。

②タミフルを多用するとインフルエンザウイルスの変異を促進するかというと、そうとは言い切れません。
 インフルエンザウイルスは人の細胞の中に入って、その細胞を工場にして増殖し、再び細胞の外に増えたウイルスの粒を放出するという仕組みで増えていきます。このとき、細胞の中で増えたウイルスが外に出るために使われる酵素を働かなくするのがタミフルです。
 つまり、タミフルが適切な時期に投与されると、感染したウイルスが増えたとしても細胞の外に出られないので、結果としてウイルスが体の中にあふれていかない。だからインフルエンザの症状がひどくならないまま治まる。という流れになります。
 ですから、適切な使い方をしてタミフルが効いているときは、ウイルスが変異しようが増えて出てこられないわけですから、問題は起こりません。

 ではなぜ、ご質問にあるような耐性ウイルスが出てくるという発言があるかというと、それは、タミフルが効かないのにタミフルを安易に使った場合をさしているのです。
 タミフルは、インフルエンザウイルスのタイプによっては、効果が低いこともわかっています。そういうタイプのウイルスでインフルエンザ症状を起こした人にタミフルを与えたときのことを考えて下さい。その患者さんは、もしかするとタミフルの効くタイプのインフルエンザウイルスも感染しているかも知れません。つまり、2種類のタイプが複合感染しているケースです。これは決してまれなことではないのですが、そういう場合、ウイルス同士で遺伝子の交換が行われて変異が起こると、本来タミフルが効いていたはずのウイルスが効かないウイルスの遺伝子をもらうことで、新しい第三のウイルスに変身・・・ということが起こります。つまり、タミフルがある環境の中で、タミフルに強いウイルスが産まれてくる場を与えてしまうことが起こります。
 もっと単純に、タミフルという嫌いなものがあるところでも耐えられるウイルスに変化するということもあるのですが、どちらにしても結果は同じで、タミフルが存在するからそれに対抗するウイルスが発生してくる、という現象は起こりうるのです。

 つまり、タミフルの乱用でタミフルの効かないインフルエンザウイルスが発生する可能性があるという意味で、ご指摘のような発言が出ているのです。

③さて最後になりますが、②のようなことが起こることはないとは言い切れません。それどころか、夏場はおさまっているだろうけれど、その時期を乗り越えて冬に向かうまでに新型インフルエンザウイルスたちは4ヶ月以上の余裕を与えられているわけです。その間に、毒性が強まったウイルスに変化するかも知れないという警告が成されています。そして、それもあり得ない話ではないのです。

 ですから、私たちは、自分で自分を守る必要があります。ウイルスと戦うのは、実は薬ではなくて自分の身体にある免疫機能ですから、その働きをいつも正常に、できればさらに高めておくことが重要です。
 タミフルは、いざというときの戦力になるものの、最終的にウイルスにうち勝つのはあくまでも自分の身体です。きちんとした栄養と休息をとって、風邪を引きにくい体を作っておくこと。あたりまえですが、それしかないのです。
 インフルエンザにあまり神経質になって運動もしないようになっては、元も子もない。

 ビタミンCを1日1グラムとってしっかり運動して、食ってよく寝て・・・
 当たり前ですが、そこまでやったら、あとはドーンと構えることだと思うのです。
 もちろん、手荒い、うがい、人混みではマスク、は正しい選択です。

 怖がらないで行きましょう。

===補足===
追加の確認質問について補足します。

 既に述べたように、恐れなくてはならないのはインフルエンザウイルスの変異を促進してしまう環境を作ってしまうことで、その一つが不用意なタミフルの使用であるということは、否定できません。

 MRSA感染で既に話題になっているように、細菌では抗生物質の無意味な使用によって、耐性菌の変異を促し、結果として従来の抗生物質が効かない耐性菌を病院内で生み出してしまうという本末転倒なことが起こってきました。

 したがって、タミフル耐性ウイルスが発生する仕組みが、ウイルス自身の単独突然変異であれ、重複感染(性質の異なるウイルスの二重感染)で発生する遺伝子交換による変異であれ、その土壌を作ってしまうという意味では、必須ではない状況でたくさんの人がタミフルを服用することが悪い結果につながる危険性をもっていることは、明らかです。

 そういう意味で、統括管理する義務のある厚生労働省が、タミフルの使用についてきちんとした見解を出さずに、医療機関任せにしていることが、一番大きな過ちであると思っています。

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タミフルノmテイーッツt-jダyp-
おkおk

  • 回答者:匿名 (質問から3時間後)
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回答ありがとうございました。

飲まないことですね。

  • 回答者:匿名希望 (質問から6時間後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。

予防措置をしっかりとるしかないですね。

よく食べて、よく寝て、よく運動して
うがい、手洗いしっかりして
人ごみではマスクして

こんなところだけでもかなりの予防措置になると思います。

  • 回答者:トイ (質問から11時間後)
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新型インフルエンザにかかっても、タミフルを飲まずに、自力で治せば良い。飲む飲まないは個人の自由だし。

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参考になりました。回答ありがとうございました。

やっぱり日ごろのインフルエンザにかからないようにする事が大事だと思います。手洗い、うがいですね。薬にたよるとこういう結果になるので。。。

  • 回答者:匿名希望 (質問から17時間後)
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なんかタミフルに限らず、薬は作用しすぎると抵抗がなくなったりするらしいですね。
やっぱり自然に治す方法か、日ごろのインフルエンザにならない対策が重要だと思います。

  • 回答者:匿名希望 (質問から19時間後)
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うがい、手洗いして人込みになるべく行かず
ビタミンを取ればいいかと思います。

  • 回答者:悟 (質問から20時間後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。

いろいろな人に説明しましょう。
知らない人が多いですから。。

  • 回答者:匿名 (質問から22時間後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。

結局はインフルエンザにかからないようにすることが一番だと思います。

必要以上に人に接触しない。(人ごみの中に入らない)。マスクをする。

外から帰ったら、うがい、手洗いをする。

予防が肝心だと思います。

しかし、インフルエンザになると、39度の熱が3日も4日も続くようになるため、よれを解消するため、タミフルを用いることが、現状では、インフルエンザにかかったときの最善の改善策と思われます。

致し方がないことではないでしょうか。

  • 回答者:うどんだいすき (質問から2日後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

そもそも新型インフルエンザに感染した場合には、48時間以内にタミフルを投与しないと危険な状態になると言われていますが、その患者がタミフル耐性があるかどうかは1週間しないとわからないようなので、タミフル耐性があるウイルスと判明した時には手遅れになってしまいそうです。万全を期すにはタミフルだけでなくリレンザも同時に投与するしかないわけですが、リレンザの備蓄はほんのわずかしかないわけで、とても患者全員に投与することは出来そうにないようです。
もし自分が新型インフルエンザに感染してタミフルを投与したとしてもタミフル耐性のあるウイルスだった場合には、死ぬ確率がかなり高いといえるようです。
鳥取県ではすでにインフルエンザのタミフル耐性ウイルスが32%もある(国立感染症研究所)ということですから、新型インフルエンザの治療薬をタミフルに依存するというのは見直しが必要なのかもしれません。
患者のウイルスがタミフル耐性があるかどうかを短時間で確認できる仕組みを開発してほしいものですが、どうなんでしょうね??
耐性ウイルスですが、外から入ったものか、国内で発生株が出来たものかは確認が取れていないようですし、今はどうしようもないようです。
答えになっていなくてすいません。

  • 回答者:怖いよね~! (質問から7日後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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