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病院の血液検査でC型ウイルスに感染してると言われたのですが、
特に心配しなくていいとも言われました。
どんなウイルスかの説明もまだ詳しく聞かされてないのですが、
本当に大丈夫なんでしょうか?
感染経路も不明だそうです。

  • 質問者:(ー'`ー;)
  • 質問日時:2009-08-11 17:16:25
  • 0

特に心配要らないとおっしゃる意味には、二つあります。

①感染していることが確認できたが、それによって起こりうる症状(慢性肝炎から始まる)がまだ現れていないか、ごく軽微だから、治療する対象とはなっていない。また、ウイルス粒子が血液中に多量に含まれているような状態ではなく、あなたの体の免疫機構が抑え込んでいる状態(抗体価が高い)ので、感染症状が進行する気配がなく、今のところ心配要らない。
②ウイルス(HCV)は、通常の生活で他の人に簡単に感染するものではない。ポイントをおさえて生活すれば、特別なことは必要ない。

100人の人を集めてHCV検査を行えば、確率論的には2~3人程度感染している方が含まれているというのが日本の現状です。
HCVに限らず、だれがどんなウイルスを持っているかを気にしていては、山中に庵を構えて外界と遮断された生活をする以外、方法はありません。
そういう観点から、心配要らないとおっしゃっていると解釈してください。

 とはいえ、注意すべきことははっきりしています。
 HCV感染は、ほとんどといって良いくらい血液感染です。したがって、血液が着く可能性のある物品を他の人と共用しないことが原則です。また、出血した場合は、その血液が他の人に触れないように注意する。たとえば、タオルや包帯などに着いていたとした場合、そのまま捨てるのではなく、出来ればハイター(次亜塩素酸系漂白剤)の50倍希釈液に浸して1時間消毒してください。その後は洗濯再利用OKです。
カミソリ等の刃の着いた用具は共用厳禁。歯ブラシも同様です。
 唾液、体液、汗、糖から感染することは確認されていませんから、その他の家庭生活は通常通りで結構です。性生活については、血液暴露の可能性がありますので、必ずコンドーム使用が原則です。
 とにかく、血液をそのままの形で他人に触れさせてはイケナイというのが原則ですから、その点だけご注意ください。

 あなたの感染経路は不明と言うことですが、C型肝炎ウイルスが特定されてからまだ20年も経っていないため、それ以前の予防接種などで、注射器のまわし打ち等が行われていた時代を考えれば、かなり古い時代に感染していたこともあり得ます。B型のように母子感染はまれですので、輸血、血液製剤利用の経験があればそれが一番の要因かも知れません。

 いずれにしても、HCV感染がある場合、長い年月の経過を経て慢性肝炎症状が起こり、一部の人が肝硬変や、肝ガンに移行していくことがはっきりしているのも事実です。したがって、その発症、進行を的確に捉え、対応していくことが重要ですので、主治医の先生とよく相談して、数ヶ月に1度は肝機能検査を行うべきだと思います。
 また、むかし、アルコール肝炎といわれていた人たちの半数以上が実はC型肝炎だったという調査結果もあります。つまり、アルコールをたしなむ人たちは肝臓をいつも酷使していて検査データも悪いので、アルコールによる症状なのかウイルスによる症状が重なっているのか判らなかったという意味も含まれています。ですから、少なくともアルコール摂取は控えて、生の肝臓のデータを毎回見てもらえるよう心がけてください。
 B型肝炎では、劇症肝炎というすさまじい症状で一気になくなってしまうケースがある変わりに、自身の抗体がウイルスを完全駆逐する例もあります。つまり、見かけ上の完治です。
 が、C型感染ではそういう劇的は症状は起こりにくいものの、ジワジワと症状を発して進行するという特性があります。ウイルス自体が姿を変えていくという特性があるため、自身による抗体で一気に片をつけることが出来ず、姿を変えた相手をあらためてあなたの免疫機構が迎え撃っては抑えていくということを繰り返していきます。そのためには、免疫機構を正常に保てるよう、疲れすぎないよう気をつけて適度な運動で体を元気に保ってください。
 一方で、定期的に検査を受け、症状が出たら抗ウイルス薬やインターフェロンの投与で症状の進行を抑えることが肝要です。症状が出ているということは、あなたの体の免疫機構がその時劣勢に立っているということですから、医術でそれをカバーしてやるのです。

 悲観せず、気長につきあわなくてはならない相手だと理解して、適切に対応してください。

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とても詳しくありがとうございます。
下の御二方の回答を見て死にたくなりましたが、少し安心しました。
来週また病院に行くので詳しく聞いてきます。

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大丈夫ではありません。
血液で移る病気ですから同居している人に移る可能性もあります。
タオルなどは別の物を使ってください。
知り合いがC型ウイルスで.インターフェロンやいろいろと治療しましたがやはり肝硬変
で亡くなりました。
大きな病院に行かれたほうがいいです

  • 回答者:匿名 (質問から4時間後)
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ありがとうございました。
来週また病院に行くので詳しく聞いてきます。

感染しているのに、特に心配しなくてもいいというのは意味が分かりません。
多分、昔より治療して完治する確率が増えたからってことでしょうか。

本当に感染しているとすれば、治療して完治しないと、将来、肝硬変や肝臓ガンになると思いますよ。

病院で詳しく聞いた方がいいと思います。

あと、主な感染経路は血液感染です。
性感染や母子感染はあまりないそうです。

  • 回答者:匿名 (質問から4時間後)
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ありがとうございました。
来週また病院に行くので詳しく聞いてきます。

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