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環境ホルモンは否定的な研究結果が多いですが、最近、似たように定説が覆された事柄が新聞に載っていました。先週か、先々週だったと思います。どんな定説が覆されたのでしょうか。

  • 質問者:ヤンバルクイナ
  • 質問日時:2011-02-20 17:20:15
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新聞報道の件は知らないのですが、その手の定説ってのは頻繁にひっくり返るものです。
ダイオキシン類は、それ単独では毒性が確認できておりますし、ベトナム戦争時の枯葉剤(TCDD)の影響(だろうと言われている)で奇形や流産が増えたと言う統計的な結果も残っております。

但し、日本人の多くが「化学的性質」と「取り込み量」、「摂取」と「過剰摂取」、「急性」と「慢性」の違いがよく分かっていない為、恐怖感に捕らわれ易いのかなと思います。

ぶっちゃけ、どんなに毒性が高くても体に吸収されなければ無毒と同じですし、一旦吸収されてもやがてうんちやおしっこ等と一緒に排泄されてしまうのですから。一度に多量に摂取しない限りはあまり不都合が生じないものと思います。

ここで必ず環境ホルモン派が言う言葉が、「少量でも体に蓄積される。長期間に亘って摂取すればやがて臨界点を越えて問題が発生する」との事。その事自体は仮説ですが否定できるものではありません。まず実証が出来ないので。(人体実験は出来ません)

ただ、社会科学的に見て、当然ながら今よりも高度成長期の方が全国的にひどい汚染だったんですよね。流産率は数10年前の方が高いのですが、医療環境も今より悪いので単純に比較できないところがあります。そのあたりを補正すると差が無いんじゃないかという結論に達します。

「有る」より「無い」ほうが良いに決まっていますが、「有っても無くても大して変わらない」という事実も、ススキと幽霊の違いを見分ける上で知っておくべき事だと思いますね。

  • 回答者:とくめい (質問から3時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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動物の体内で合成・分泌されて成長や生殖を調整しているホルモンに
似た働きをする環境中の化学物質。
生体内に取り込まれるとホルモンの正常な作用を乱すことから、
内分泌攪乱化学物質とも呼ばれる。微量で生殖機能や成長、
性決定などに悪影響を及ぼし、将来世代の減少を招く恐れもあるとされている。
( 2011-01-13 朝日新聞 夕刊 環境 )

  • 回答者:ewrrtg (質問から2日後)
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