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熱力学の問題

次の問の解答が何故このようになるのか教えて下さい。
分からない部分は気体物質のモル数の値です。

(問) 次の物質(a)~(c)の標準エンタルピーはそれぞれ①~③の反応のエンタルピー変化である。
   それぞれの反応における気体物質のモル数変化Δnを答えよ。


(a) NaCL(結晶状態) 
①Na(固体状態) + 1/2CL2(気体状態) →NaCL(結晶状態)

(b) Na(気体状態)
②Na(固体状態) → Na(気体状態)

(c)CL(気体状態)
③1/2CL2(気体状態) → CL(気体状態)

(解答)
(a)について
NaCL(結晶状態)を構成している元素はNaとCLである。
それぞれ最も安定な相の単体はNa(固体状態) とCL(気体状態)であるから反応式は
Na(固体状態) + 1/2CL2(気体状態) →NaCL(結晶状態)となる。
気体物質のモル数変化は
Δn = 0moL - 1/2moL = -1/2moL
となる。

(b)について
Na(気体状態)の最も安定な相の単体はNa(気体状態) であるから反応式は
Na(固体状態) → Na(気体状態) となる。
気体物質のモル数変化は
Δn = 1 moL - 1/2 moL = 1/2moL
となる。

(c)について
CL(気体状態)の最も安定な相の単体はCL2(気体状態)であるから反応式は
1/2CL2(気体状態) → CL(気体状態) となる。
気体物質のモル数変化は
Δn = 1 moL - 1/2 moL = 1/2moL
となる。


例えば、Na(固体状態)が何故0moL?となるのか分かりません。

ご教授頂けないでしょうか?

宜しくお願いします

  • 質問者:勇気
  • 質問日時:2012-01-04 15:39:09
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エンタルピー(英語:enthalpy、「熱含量」ともいう)とは、熱力学における示量性状態量のひとつである。物質の発熱・吸熱挙動、及び、外部に対する仕事量にかかわる値である。物質が発熱して外部に熱を出すとエンタルピーが下がり、吸熱して外部より熱を受け取るとエンタルピーが上がる。また、物質が他の物質などに仕事をするとエンタルピーが下がり、外部より仕事を受けるとエンタルピーが上がる。
その為、外部に対する仕事量がないNaCL(結晶状態)のエンタルピーは0molとなります。
即ち、気体状態は仕事量(運動?)を持つ為、エンタルピーを持ちますが、固体状態の場合、運動しないので、エンタルピーを持ちません。
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  • 回答者:匿名 (質問から21時間後)
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