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河野談話は、騙されたのですか。

産経慰安婦「大スクープ」の反響 橋下市長は評価、韓国マスコミは反発
2013/10/18 19:22

産経新聞が2013年10月16日付朝刊で、特大の「スクープ」記事を発表した。「河野談話」(1993年)の根拠となった日本政府による元慰安婦女性への聞き取り調査が、ひどく「ずさん」なものだったと指摘したのだ。

「河野談話の正当性は根底から崩れた」と産経は高らかに主張する。橋下徹大阪市長ら一部政治家からは拍手が上がるが、他紙はほぼ黙殺、閣僚たちも事実上「ノーコメント」だ。
大々的に「価値」否定
大々的に「慰安婦」報じた10月16日付産経新聞
大々的に「慰安婦」報じた10月16日付産経新聞

「証言者たちは傷あとを見せ、覚えている日本の歌を歌い、時に涙することはあっても、激高せず、きちんと体験を伝えようとした。『何十回も話したからもう話したくないが、調査だというので来た』と言った人もいて、正確に日本政府に伝えることで、一日も早い解決に結びついてほしいと願っているようだという」

これは1993年当時、朝日新聞が報じた問題の「聞き取り調査」の模様だ(7月29日夕刊)。16人の元慰安婦女性への聞き取りは5日間にわたって夜まで行われ、オブザーバーとして参加していた福島瑞穂氏も政府側担当者の真剣さ、誠実さを高く評価している。この結果も踏まえ、当時の河野洋平官房長官は、元慰安婦に謝罪するとともに徴用の「強制性」を認める「河野談話」を発表することになる。

しかしそれから20年、産経新聞はこの調査を全面的に断罪した。独自に入手した当時の報告書を検証した結果として、

(1)氏名や出身地が不明瞭であるなど、証言者の身元すら曖昧な例が少なくない
(2)証言の内容も、韓国側の調査などと一致しない部分がある
(3)慰安所がなかった地域で働いたとの証言や、担当者による事実誤認などが掲載されているなど、裏付けが不十分

などと不備が多いと指摘し、このような調査結果では「歴史資料としては通用しない」と斬って捨てる。産経では、この聞き取り結果こそが「強制性」を認めたほぼ唯一の根拠だとしており、その信頼性が崩れた以上、河野談話はもはや成立しないと主張する。

証言には聞き取り調査前から疑問の声

記事は計4面にわたって掲載され、文字数は1万を超える超特大記事だ。産経新聞の力の入れぶりがうかがえる。

以前から聞き取りの「証拠能力」を疑問視する声は少なからずあった。そもそも調査を行う以前から、「証言の『信憑性』の問題が生じる」(朝日、93年3月24日朝刊)として、政府は実施そのものに難色を示していた。河野洋平氏自身、「証言には間違いがある」との指摘が当時からあったことを認めている。今回の報道は、こうした指摘を新出資料から「蒸し返した」形だ。

各界の反応は分かれた。菅義偉官房長官の16日会見では、産経記者からたびたび質問が飛んだが、菅官房長官は談話を引き継ぐ立場を繰り返すとともに、談話の根拠について、

「当時日本政府としては、政府文書の包括的調査や韓国で実施した聞き取り調査などを行ったものと、そうしたことについては承知しています」

との認識を示した。産経の「聞き取りのみが河野談話の根拠」という主張に釘を刺した格好だ。岸田文雄外相も18日、同様の見解を述べている。

一方、かつて「慰安婦発言」で論争を呼んだ橋下市長は、「きちっとあのような事実は報じてもらいたい」を評価し、各社による積極的報道を促した。自民の高市早苗政調会長も、産経の取材に「大変残念だ」などと「ずさんな調査」を批判したという。維新の中山成彬衆院議員は記事への賛同をツイッターでつぶやき、河野氏に対し「釈明」を求めた。

韓国紙「当時の教育水準の低さ考慮すべき」

産経記事では新聞各紙のこれまでの慰安婦報道も「検証」、産経のみが一貫して「正しい」報道をしてきたと主張し、特に朝日新聞などに対しては「誤報」で誤解を広めたとして批判している。しかし産経の報道を、各紙はほぼ黙殺している。わずかに毎日新聞が、前述の菅官房長官会見に触れたのみだ。

逆に韓国紙は「河野談話を無力化しようと攻勢」(朝鮮日報)、「日本右翼言論が大々的に報道」(京郷新聞)などとこぞって大きく取り上げている。このうち左派系紙「ハンギョレ」は、報道の内容を「詭弁」とした上で、報告書の「曖昧さ」については、

「当時の朝鮮人女性は9割が文盲であり、こうした高齢女性に何十年も前の経験を聞くということの『限界』と見るべきだろう」

と擁護した。産経新聞は、こうした反応も盛んに取り上げるなど、連日「慰安婦キャンペーン」を続けている。

http://www.j-cast.com/2013/10/18186655.html?p=3

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2013-10-21 01:10:51
  • 0

河野談話については、一説によると「ここで強制連行を認めて謝罪したら今後この問題は取り上げない」と韓国側から打診があったと言われています。

それを信じた河野は「完全に騙された」形になったのですけどね。
国際社会、特に韓国を相手にして「弱み」を見せることが愚の骨頂であることを示した良い例であると私は考えています。

韓国人、中国人には「誠実さ」とか「公平さ」の概念はありません。
目的は日本を貶めることのみ。

それに特化している相手には何を言っても無駄です。
逆に河野談話とその際の謝罪、そしてお金も払ったはずなので、そこを国際社会にPRし、
何度もゆすり、たかりを行う韓国の卑しさを訴えるべきでしょうね。

  • 回答者:匿名希望 (質問から2日後)
  • 2
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

そのポイントを押さえているかどうかです!!!

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騙されていたのです。ちゃんと吟味しないで発言をした河野氏にも責任があると思います。
彼らの民族性を考えれば捏造というのがわかるはずですが。
今度は韓国の大臣が謝罪する番ですね。真実を伝えて謝罪と賠償になるのです。

  • 回答者:匿名 (質問から11時間後)
  • 1
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

当時の情勢から、熟慮の末の「談話」ですから正しかったと思います。過去に迷惑をかけたことは間違いないので、その部分はきちんとわびるしかないと思います。

また、その後損害賠償も含めて結論を出していると聞いておりますので、後は冷静に対応してゆくしかありません。同じことを蒸し返して反日運動してしまうあの国の国際感覚に疑問を感じます。

それにつけても、これだけ長期間の騒ぎになっているのですから、国民に対して政府は、過去の経緯や考え方をもっときちんと説明して欲しいものです。

領土問題もそうです。わが国の考え方が正しいのだ、問題は存在しないのだ、などと云っても世代交代が進んでいる現在、やはりキチン説明し納得させることは重要だと思います。

  • 回答者:あまのじゃく (質問から4時間後)
  • 0
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回答ありがとうございました。
お礼コメント

> 過去に迷惑
どんな迷惑だったというのでしょうか。

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