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質問

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目の働きについて質問です。赤いものをじっと見つめたあとは、視野が青っぽくなりますが、
どういう作用によるものなのでしょうか?
色を感じる仕組でいうと、どういう状態になっているのですか?
またどうしてこのような機能が備わっているのですか?
他の動物は人間とは見方が違うといわれていますが、こんな作用があると思われますか?

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2009-05-02 16:09:57
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脊椎動物の錐体細胞には三種類あり、それぞれ青色オプシン、緑色オプシン、赤色オプシンが含まれている。これら三種の細胞が光を吸収した結果、脳の視覚野で色を識別している。赤色の図形を30秒くらい見せてから、急に取り去ると緑(青っぽい場合も)っぽく見える。これは網膜の神経細胞の側抑制により赤色錐体に慣れ(疲労)が起こり、自然光(白色)でも赤色を感じ難くなり緑色錐体が反応してしまった結果と説明される。(赤と緑の波長吸収率が近いので赤の波長成分が緑と感じられる)

色付きの写真を凝視させたあと、同じ写真の白黒の像を見せると、補色が見えて色付きの写真と感じられるというのも方法は異なるが原理は同じである。人間のような三種の色覚オプシンを同程度のバランスで持つ動物はいない。サルの仲間は色覚オプシンを二種類しか持っておらず、逆に4種以上持つ生物もいてその場合の色は4原色以上となり、やはり人間のようには見えていない。

色が見えるしくみ:http://wiki.jscpb.org/%E8%89%B2%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF
脊椎動物の視覚と視細胞:http://gabriel.ess.sci.osaka-u.ac.jp/html/hisatomi/phototransduction/PR-jp.htm

  • 回答者:生物学 (質問から2時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

その現象は補色残像と呼ばれている現象かと思います。
専門ではないので、質問の一部しか答えられませんが、補色というのは、光で混ぜ合わせると白になる色の組み合わせをいいます。
人間の目は、特定の色の刺激を受け続けると、その刺激をやわらげるために、網膜上に補色を作り上げるようにできているそうです。
赤い色をじっと見たあと、それ以外の色を見ると、網膜上に残っていた緑の像が残ってしまうため、そのような現象がおこります。

  • 回答者:ガブ (質問から31分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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