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マルチメディアがこんなにも発展しているのに、なぜ政治の民意集約の方法はこんなにも旧態依然としているのでしょうか。数人のなかから候補者を選ぶという2~3bitの情報を発信する権利しか与えられてなくて何が民主主義だという気がします。

政局重視の政治家の都合にどうして国民が振り回されなければならないのか、という点も全然納得がいきません。

政党や、政治家を選ぶことでワンセットの政策を選ぶのではなく、直接一つ一つの政策を選ぶようにはできないものでしょうか?

各争点ごとにバラエティー番組の電話投票みたいなもので賛否を問う方が、よっぽどわかりやすいし、テンポ良く国が動いていくように思います。政治家はテレビでプレゼンをして、多数決を取った人が責任を持ってその政策を進めていくとか・・・。

皆さんのご意見やアイデアをお聞かせください。放言ではなく、建設的なご意見をお待ちしています。

  • 質問者:
  • 質問日時:2009-08-26 20:48:36
  • 0

昔、それを考えたことがあります。でも法案って半端ないくらいおおいんですよ。
下記が審議された法案です。
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_gian.htm
これらをいちいち国民が審査していては、とても時間がかかってしまいます。さらにこれらの問題点を提起できるのは専門家だけです。でもその賛否双方の意見を聞けるかどうかそのものも怪しい。さらに議論することにより新たな問題点、新たな解決が見つかることもあります。それにいちいち参加できるほど暇がある人もいません。
専門的なものが多いこともあります。関係ないものは排除してもいいんじゃないかとおっしゃるかもしれませんが、それが一番危険なのです。関係ないから自分の意見を反映させないということになると、偏りが生じます。それでは利益に確実に偏りが生じてしまうのです。
国会議員は国民が選ぶことによって、国民の縮図を形成しているということになっています。であるからこそ、国民の意見を平等に反映させる手法としては間違っていないということになります。
政局重視に振り回されているとありますが、それら政局も含めて国民が如何にして政治家を選び、そして、国益を伴うよう誘導していくか、ということになるのではないでしょうか。国会議員とて人間である以上、こういった問題は必ずつきまとうことになります。自分の意見をなるべく反映させてくれる政治家、政党を選ぶことにより、それが政局によるところだとしても、結果が伴えばいいのではないかと個人的には思います。

余談ですが、今、情報は発信された少ない情報から多くの情報を得ることが主体となりつつあると思います。そういう意味では先進的といえるのではないかとも思います。

===補足===
うーん、その余談部分は説明するのが難しいんですが、情報というのは、いかに正確に伝えるか、データを送信するかというところがここ最近の考え方だったのです。それがデジタルにより、ほぼ完遂された状態となったわけで、そこからさらに進化するために送信する情報量をいかに少なくするかということになるわけです。圧縮技術なんかはその例ではないかと思います。

で、これは私の体験談なのですが、音声技術の話で、ラジオなどで飛び飛びの放送を聴くことがあると思います。これの雑音(ザーザーという音です)を取り除いて、音が出ないようにすると、何を言っているのか聞き取れないんです。ところが、雑音を入れると何を言っているかわかるんです。雑音がないと聞き取れないのですが、これは同時に雑音部分で発生する情報はいらないということになります。

こういった必要ではない部分を削る、あるいは、推測できる情報については除去するというのが昨今の考え方となってきています。結局、情報の伝達というのは必要最低限であればいいのです。

まあ、選挙の場合、伝達が正確かどうかというところが微妙なのですが、世界的に見れば、それは達成されていると考えるべきなのでしょう。

  • 回答者:とくめいきぼう (質問から14時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ありがとうございます。「結果が伴えば」という大局的な発想はなるほど、と思いました。政治家の驚異的なスタミナは「誤れば落ちる」というところから来るところも大きいだろうと思い、政局の存在自体、必要悪なのかもしれないなと感じました。

たった一つの政策を実現するためでも、幾重にも重なる利害関係の網の目をくぐり抜けてゆくという艱難辛苦の過程を経なければなりません。それを責任と意志を持って実行してもらうためにはやはり「人を選ぶ」ということは大切なことだと今回の選挙を通して再確認しました。

余談の「少ない情報から多くの情報を得ること」のくだりは、大変興味があります。もしよろしければ、具体的事例など、もう少し補足してお教えいただければ幸いです。

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