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日米安保って「相互」防衛条約じゃないでしょ?
非常に特殊な防衛条約ですよね?
もしかして性質的には世界で唯一無二の2国間条約なの?

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2009-11-09 22:56:59
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極めて珍しい条約です。日本は日本を護るだけ、戦争時はアメリカに戦わせるという、日本は血を流さないための条約ですから。

そもそも、敗戦国日本に駐留し日本を支配下に置くための日米安保が原点です。日本に戦争をする能力をつけさせないようにするためでしたので、戦後のまま現在に至り、何も体制が変わっていないことを示します。「占領条約」のままであるのですから、世界にも特殊でしょうね。
多分、アメリカでさえ、戦後60年以上経った今でも占領条約のままであるとは思わなかったと思います。

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一般に条約は締約国同士の相互の利益のために締結されます。
ところが日米安保については相互ではなく、片務条約です。
一方的にアメリカが日本の防衛を担い、アメリカの防衛についての日本の役割は明記されていません。
また「在日米軍」という言い方がありますが、アメリカ軍に「在日米軍」という部隊は存在しません。日本に駐留しているアメリカ軍はアメリカ太平洋軍の一部です。

韓国に駐留しているのは国連軍の一部のアメリカ軍部隊です。
ですが、韓国とアメリカとの相互防衛条約はあります。

第二次大戦後の世界において、朝鮮戦争などを経て、東西冷戦が激しさを増す中で締結された条約ですから、日本にしろ、韓国にしろ、あるいは台湾にしろ戦力ではアメリカにおんぶに抱っこ状態であったのは否めません。
そのような中で日本が憲法第9条の規制の中で締結されたのが日米安保です。
このような背景はアメリカ側も十分理解した上での、極東の防衛上の日本の位置を加味した上で、締結した条約です。

  • 回答者:匿名 (質問から24時間後)
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元々は日本を対共防波堤にするための物だからねえ。
しかし、アメリカの軍事力が世界でもぶっちぎりなせいで、アメリカと相互防衛条約を結んでいるほかの国も、相互防衛と謳っていながら実質的には日本と同じような状況ですけどね、韓国とかフィリピンとか。
そういう意味では性質的に唯一無二とは言えないのかも知れない。

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もともとロシア共産主義に対するマジノ線的意味合かね、もしくは中曽根元首相の「日本をアメリカを守る浮沈空母」発言(オマエはどこの国の総理だ!と思ったものです)に見られるように、この防衛条約はアメリカ本土を守るための条約だったろうね。
つまり日米安保というと何か日本を守るための条約と思っているけど、実態はアメリカ本土を守る条約なんだね。

  • 回答者:匿名 (質問から10時間後)
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一応、日本も、日本の施政権内にある領域で米軍が武力攻撃をうけた場合、それを防衛する義務を負っているので(アメリカ本土が攻撃を受けても、それに参戦する義務は無いが)、対等ではないが相互防衛条約と言える。 軍事力からして、妥当な条約だと思う。

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