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質問

終了

一般職員や住民の意見を聞こうとしない、この困った行政の問題にご意見を募集します。

元校長先生が、都を相手取って損害賠償訴訟を起こしました。

東京都立三鷹高校の元校長 土肥信雄さん(60)です。

「校長・教員の退職金。退職後の勤務」より要約

http://blog.livedoor.jp/man_ji/archives/51233460.html
clip



【土肥さんは今年3月まで校長を務めたが、在職中職員会議での挙手や採決を禁じた都教育委員会の通知を批判。退職後の非常勤講師としての採用が認められなかった。

土肥さんは「意見表明への報復だ」と訴える。


都教委は06年、「学校経営の適正化について」という通知を出し「職員会議中心の学校運営からの脱却」をうたい、校長の意志決定に影響を与えぬ様、挙手や採決は「不適切であり行わない」とした。


土肥さんは07年から「現場の教員が発言しなくなる」と批判し、メディアにも度々登場して話題に。ただし管理職として通知自体には従い処分も受けていない。

校長まで勤め上げながら不採用になった理由について、土肥さん側は「都教委の方針に反対する姿勢と意見表明を疎ましく思い、教育現場から排除することが目的」とみる。


都教委人事部は「採用については選考基準に基づき適正」としている。

「今回のようなことで不採用になれば、他の校長たちは萎縮してますますものを言えなくなる」と指摘する。

(09.6.7朝刊)


この校長先生はたけしのテレビ番組に出演されていたのを見たことがある。職員会議への介入など異常な教育をしている東京都にあって、正常な感覚を持った校長先生の印象だった。

正常な方が異端になってしまうのが今の東京都の教育。


700人以上の希望者で不採用は20人。都教委の政治的意図があったのだろう。】

<引用終了>


●会社や役所等で一般職員からの意見を一切聞かず、トップが独断で運営したら混乱します。

天下りの利権と引き換えにダーティなことをやらせた話はたまに報道されてますが、非常勤講師にさえ採用されないとは…。

これでは一般の先生達の意見、いじめや保護者からの苦情、学校事故など教委が耳にしたくない情報も届きにくくなり、一般の保護者・生徒にも不利益になります。

左翼的な教師達が偏向教育をしていた昔も困りましたが、この状態だと教委の権力が強く過ぎ、逆に問題だと感じませんか?

学校になにより必要なのは、普通の保護者や生徒の意見を聞き対処することだと私は思うのですが。

ご覧なったかたがたは、どのように考えますか?

===補足===
土肥信雄さんは「東京都の学校の言論の自由を守るために,つぎの5つの理由により提訴をしました。 」と訴状に書いています。

① 非常勤教員不合格について理由を明らかにしたい

② 私、及び東京都の教育現場における人権侵害を明らかにしたい

③ 都教委を公開の場に引きずり出したい

④ 見せしめの不合格不採用による言論統制を許さない

⑤ 教員として生徒に教えた 「自分の意見ははっきりと言う」 ことに対する責任を果たしたい

●学校に言論の自由を求めて!         
http://blog.goo.ne.jp/ganbaredohi/


西原博史(早稲田大学教授・憲法学)は著書の中で

「憲法学者としてとても由々しき事態。

『都教委の言っていることは100%正しい。彼らの指示には絶対従わなければならない』この言葉を聞きながら、私は首をひねりました。

行政機関がそんな発想を持ち出すなんて、民主主義社会・人権が保障された社会の話なのだろうか?


1970年代に判例として、文部省は現場の教育について細かい所まで口を出してはいけない、ということが確立しました。

ところが現在都教委が提起しているのは、全く反対の主張なのです。学校現場の教員に対して一挙手一投足にいたるまで、マニュアル化して命令できるのだ・・・。

そうしたとんでもない立場を、いま都教委は打ち出し始めているのです。


そんな決定を押し付けようとすれば、現場の教員をはじめ逆らう人たちがいる。だから、初めから命令という形にしておこう。

こんな発想は、少なくとも責任を持った行政の姿ではありません。」

と述べています。

  • 質問者:佐久間象山
  • 質問日時:2011-06-04 21:42:56
  • 0

教育委員会は腐っていると思います。

土肥さんは「学校から言論の自由がなくなる」(岩波書店)の中でこんなエピソードを紹介していました。


・・・・・・都教委の圧力は校長や教員に対してだけではなく、学校の主役である生徒たちの言論までもが奪われようとしています。

ある時の校長会で、都教委の責任ある立場の人から次のような指導がありました。


「ある学校の文化祭で生徒が掲示した物に対して、一都民から『偏っている』と意見が出た。校長はそのような掲示物については、十分注意して頂きたい」と。


私(土肥校長)は生徒の掲示物に事実と違うことや、差別的な言葉や内容が書かれているのなら必ず訂正させます。

しかし、その都教委の話の掲示物は、少なくともそうした類の物ではないし、意見を言った都民もその人自身の視点からの意見です。

本来であれば、そこで意見を出し合えばよいのです。


都教委は要するに、「そのような掲示物は外せ」と脅しているのです。一方的な意見で外してしまうなど、教育の場ではあってはならないことです。


私(土肥)は「それは憲法が禁じている検閲に当たりませんか?もし、その掲示物を外して、裁判にでもなったら負けてしまいませんか?その時、誰が責任を取るのですか?」と発言しました。

都教委からは、非常にあいまいな答えしか返って来ませんでした。


校長会という公式の場で、都教委からこんな発言が出されることをどう考えたらよろいしのでしょうか?

教委は教育の場において、生徒の言論の自由を尊重しないのでしょうか?教委の意向で生徒の言論など何とでもできると思っているのでしょうか?

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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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問題の本質がどこにあるのかよくわからないのですが…。
実際のところ非常勤講師に採用されないならされないなりの理由があったんじゃないですか。
この件だけが不採用の理由とはならないんじゃないかと。
校長まで勤め上げた人が非常勤講師として採用されなかった例が彼以前に全く存在せず、しかも不採用者がまったく実力の伴ってない人間ばかりであった、というのであればわからないではないですが。
後、禁止しているのは職員会議での挙手や採決だと思います。
私自身先ほどその「学校経営の適正化について」に目を通した程度でそれほど詳しいわけではありませんが、そこに書かれているのは職員会議とは「校長の職務を補助するための機関として明確に位置づけており、その機能は、教職員に対する報告、意見聴取及び連絡に限定している」とあります。つまり、校長の補助的存在であり、そもそも挙手や採決を必要とする場ではないわけです。
で、その上で実際に議論するのは「企画調整会議」なるもので、そこで意見を集約し、職員会議でその旨を報告する。この方がどういう意図を持ってこの発言をしたかわかりませんし、現場がどういう状況かわかりませんけども、役割をきっちりと分けているだけでで決して意見を聞いていないわけじゃないように感じましたが。

pdfですけど、私が見たものです。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/gakumu/gakko_tuuchi.pdf

===補足===
非常勤講師の件に関しては、都教委の事情がよくわからないですし、その件で訴訟を起こすようですので、裁判結果を待つのが正しいだろうと思います。

また、『都教委の言っていることは100%正しい。彼らの指示には絶対従わなければならない』の件ですが、これはそれほど間違ってることなのでしょうか。
確かに、一見するとかなりひどいことを言ってるように見えますが、都教委は校長のいわば上司に当たる位置づけですよね。つまり、上司の言うことを聞けと言ってるだけのように思いますが。
もちろん、理不尽な要求に応えなければならないということはないですが、文言だけだと、だからどうなのだという感想しか思いません。
昨今問題になってる国旗掲揚、国歌斉唱での起立のように自分の思想に基づいて職務命令に従わないということもありますし、何でもかんでも思想信条や言論の自由がまかり通るというわけじゃないでしょう。事実、教員による選挙活動は禁止されてますしね。
マニュアル化して一挙手一投足を縛るとありますけど、いやなことはいやと言えばいいんですよ。それで罰せられれば、裁判を起こせばいい。実際、国歌斉唱じゃいやと言ってやらなかった人がいたんでしょう?ならそれ以外のこともできるんじゃないかと思いますよ。

あと、drumsjonsiさんがあなたかどうか知りませんが、それにも一言。
都教委に苦情が来ている以上、それに対処しないわけにはいかないですし、学校であれば、立場は中立であるべきだと私は思いますよ。まあ、教育委員会をはじめ、教育者というのは、事なかれ主義に走ることがよくあるようですから、この件ではどちらが正しいかなんてわかりませんけどね。おそらく、実際にその掲示物を見たわけではないでしょうし。ただ、クレームの件で本社に電話あって、そのことについて現場が文句言われるのはよくあることでコンビニなんかじゃ日常茶飯事じゃないですかね。
要はそこで責任者、ここでは校長が毅然とした対応ができれば何の問題もないわけです。実態を良く理解している校長がいれば、この手の問題は大事にはならない。それを都教委の言論統制だというのはちょっといきすぎでしょう。今までの教育現場の対応がずさんだっただけの話だと思いますよ。

  • 回答者:こーそんさん (質問から14時間後)
  • 0
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回答ありがとうございました。

問題が「退職後の非常勤講師としての採用が認められなかった。」ということなら、当然だと思います。

そういう行為が「公務員は不当に優遇され過ぎている」と批判されているのが現状です。

定年後は実力のみで生活されるべきだと思います。

===補足===
公務員はたかり精神の塊で、たかり精神を否定されることは存在意義を否定されるようなものなのでしょうが、たかられる人の生活も考えてあげるべきでしょうね。

  • 回答者:すとろんちうむ (質問から12時間後)
  • 0
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回答ありがとうございました。

このサイトへ質問(投稿?)するよりもご自分のブログで意見を展開するほうが内容としてもテーマとしても適切ではなかったでしょうか。賛同者を募りたいならなおさらです。

説明のいたるところに教育と役所の関係者の自意識過剰と独りよがりが感じられる「質問」でした。

  • 回答者:山本七平 (質問から9時間後)
  • 1
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回答ありがとうございました。

あなたは現場の職員会議で、国旗・国歌の問題等で職員会議が紛糾して、組合教師が、校長や教頭の指示に従わずに、教育現場を混乱させている事をご存じないのでしょうか?このような記事を無批判に掲載して同調者を募る手法はおかしいと思います。

===補足===
>国旗・国歌の問題で職員会議がもめたのは昔の話です。

輿石の所の山梨県教組や、組織率が高い三重県あたりは今でも揉めてるぞ。

  • 回答者:匿名 (質問から5時間後)
  • 0
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回答ありがとうございました。
お礼コメント

国旗・国歌の問題は最高裁の判決で結論が出ていますから突っぱねればいいだけです。

■卒業式で国歌の起立斉唱命令、最高裁が合憲判断(2011年5月31日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110530-OYT1T00682.htm

私も「君が代・日の丸」には反対じゃありません。国旗・国歌の問題で職員会議がもめたのは昔の話です。


この質問は都教委が、国旗・国歌以外の意見でも、教育委員会に不利益な意見(いじめや保護者からの苦情、学校事故など)を権力を使って発言させない・聞こうとしないという点を問題としているのです。

私は思います。権利の主張だけでなく、義務もきちんと果たすこと。自由を主張する限り責任もきちんと負担すること。

何か最近の世の中は、全ての面で好き勝手ばかり主張し、少しも相手の立場にたって考えていないのではないでしょうか。大して力のない人が、単なる肩書きだけで人を裁いていないだろうか。

何事も一つ一つにそれぞれの立場の考えがあるでしょう。しかし、最終的には当たり前の常識で判断すれば良いのではないでしょうか。その当たり前の常識のない人は、もう一度義務教育をやり直したらよいと思います。

本件ご質問の結論は、学校側がきちんと議論していたか、生徒や父兄に対して、きちんと説明が出来るかどうかが必要と思います。

それさえも出来ないとしたら教育者たる資格がないと思います。

  • 回答者:あまのじゃく (質問から34分後)
  • 1
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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。

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