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緑の防潮堤は役立ちますか。松だったからだめだったのでしょうか。なぜ松が選ばれていたのでしょうか。

宮脇氏が推奨するのは、広葉樹。筆者(新井哉)は今年2月と3月、津波で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市と女川町を訪れたが、海岸線に植えられたマツは根こそぎ津波に流されていた。根が浅かったためで、流された流木が被害をさらに拡大したのは想像に難くない。
 海が見通せる場所には、海岸から2、3キロも離れているにもかかわらず津波が押し寄せ、被害が続出した。「海からこんな遠くまで押し寄せたのか」。津波の破壊力と到達力に驚愕した。
 一方、山間部の谷間は対照的で、ある程度の距離で津波が止まっていた。樹木と山の斜面が津波の威力を減らしたのは明らかだ。根が浅いマツと違って、地面にしっかりと根を張った広葉樹は、倒れこそすれ、その場に留まっていた。この違いは大きい。木が流されないことで被害が拡大せず、障害となって津波の威力を減殺する。引き波の際には、流された人がその木をつかんで助かるかもしれない。「緑の防潮堤」があったら、東北地方の沿岸部を襲った津波で2万人もの尊い人命を失わずに済んだはずだ。
 関東大震災や阪神大震災で「緑の壁」として延焼を防いだ樹木を、津波対策でも活用すべきだ。そのためには、政府が進める災害廃棄物の広域処理は、「国民の生命を守る」という危機管理や被災地の要望を無視した政策といえる。沿岸部の被災地では「生活空間から瓦礫は片付いた」との声が多く、瓦礫処理の優先度は低い。むしろ「津波が怖い。防潮堤を作って」「住宅の高台移転の支援を」との声が圧倒的多数を占める。
 東日本大震災と同規模の地震が起きないとの保障はない。被災地の復興と住民の命を守るために、防潮堤の建設は急務だ。ギネスブックに載るような防潮堤も今回の津波を防げなかった。巨大津波を防ごうとするには、数十メートルのコンクリートの壁を作る必要があるが、住民からは「壁の中で生活する感じになる」「海が見渡せなくなる」と不評だ。
 「瓦礫を全国に持っていかず、被災地の防潮堤整備や住居のかさ上げに使いたい」と主張する被災者は多い。政府は現地のこうした声に配慮して災害廃棄物の広域処理政策を転換し、コンクリート片などの瓦礫を被災地の「緑の防潮堤」に使うような現地処理を促進すべきであろう。災害から命を守るために瓦礫を現地で活用し、合わせて日本から消えつつある森の再生を図るべきだ。http://ameblo.jp/kikikanri-h-arai/entry-11201405374.html

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2012-04-01 16:39:09
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松は、防風林(小さいときから、そう教わりました)なので津波対策ではないです。
故郷も見事な防風目的の松林が海沿いにあります。

景観からおもうに、どんな木であれ、緑の壁はコンクリートよりは良いと思います。
ただ、松がだめだからと言って、広葉樹林と総入れ替えするのは如何かなって思います。
広葉樹が良いのなら、合間に植えればよいです。
ただ、広葉樹は手入れが針葉樹よりも大変そうです。

  • 回答者:松並木 (質問から1日後)
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松では津波対策にはならないでしょう。
津波を防ぐには、景観なんか無視するしかないです。
強固な防波堤を作るべきかと思います。

  • 回答者:匿名 (質問から2日後)
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松は防風林として 植えられたのでは?
さすがに津波の為とか考えていなかったのでしょうね。

  • 回答者:匿名希望 (質問から2日後)
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松は、他の植物に比較すると海水には大変強い植物で、海岸に見られる松林は海から吹き寄せる風を遮り海岸の砂が奥地に入らず失われるのを防いでいるだけなので、根が浅い松では津波対策に役立たないです。
緑の防波堤は、役に立たつかどうかは疑問ですが、有効ならなんでも利用すべきだと思います。

  • 回答者:匿名 (質問から22分後)
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