すべてのカテゴリ » 知識・教養・学問 » 知識・学問 » 生物・動物・植物

質問

終了

涙は痛いときなど反射的に出るときと、うれしかったり悲しかったり感情の高まった結果に出るものでは成分が違うそうですが、感情などは一瞬で変わるものなのに、どのようにして成分が変わるのでしょうか。

  • 質問者:涙もろい
  • 質問日時:2012-12-20 22:45:22
  • 0

並び替え:

涙腺は,涙液を分泌する時に,自律神経から刺激をうけます.自律神経には交感神経(心身が緊張した状態になる)と副交感神経(心身がリラックスする)があり,そのバランスで調整されます.大雑把には,痛いときは交感神経優位で,塩類が多い「濃い」涙,感情の高まりは副交感神経で水分の多い「薄い」涙になります.神経の刺激が,涙腺細胞の活動を高めるまでの時間はホンの一瞬,その後涙液を分泌し,更に出し続けるまでは細胞内の信号が伝わる時間ですので数秒~数分単位で反応すると考えられます.
映画を見ていて涙を流しているときに,いきなりモノが落ちてきて頭にガッチーンと当たった場合,細胞はほぼ瞬時に分泌成分を切り替えますが,ポロポロ流れる涙は目の中に溜まってから落ちますから,混ざりながら数十秒以上かかって変わるものと考えられます.

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

詳しい説明どうもありがとうございました。

関連する質問・相談

Sooda!からのお知らせ

一覧を見る