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政府見解では、テロリストが活動しているような危険地域へ訪問するような移動を制限することは憲法上難しいといい続けていましたが、今回、旅券法を根拠に、旅券を取り上げるという方法で、あっさり、移動を拒否しました。

そもそも、政府はこういった法律の存在を知らなかったのでしょうか?それとも、存在を知っていて、長年の間、違憲の法律を放置してきたいわゆる立法の怠慢なのでしょうか?

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2015-02-10 07:27:35
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憲法では渡航の自由を認めていますし、行使しえる権利もあります。
これは怠慢というよりも「矛盾」のジレンマでは。
片方は認めていながら、別の角度からは認めない、つまり、「国民・国民の財産保護」がかかわるになら憲法に違反事項でも認めなけばならない、ある意味の法律・憲法のジレンマでしょう。
パスポート剥奪は「伝家の宝刀」、最後の手段的な対処でしょう。

建前は、自由、自由といえど自由には「限度」がある、
 平たく言えば、道路だって渡る権利(渡航の自由)があるけれど、守らなければならないもの(交通ルール)はある。
憲法下では「なんびとも自由」といえど、ルール・マナー無視の個人主義に固まった履き違えの考え方は間違っています。
前回・今回の場合、早めに「宝刀」を抜いていたら、亡くなる危険は避けられたかもしれません。少なくとも後藤氏は3回ほど自粛要請されていました。
結果が悪ければ政府・外務の怠慢、諸事情で金は渡せない、早く自由にしろ、政府は国民守れ、では、この宝刀を抜くのがベストでしょう。
現に先に渡航すると息巻いていた某大学生は事前に阻止されました。(今回の方は判りませんが)
憲法は昔の古めかしく現代にそぐわない事も間々あるので、これからも英断的でも一部には不審を招く事例もでてくるでしょう。
憲法改革は物議の元です。

===補足===
そうですね。
確かに、後藤氏の時も差し止めはできた筈ですが、知らなかったというよりも「二の足を踏んだ」のかもしれません。
 で、内をよく知るはずのエキスパートであった後藤氏他1名の惨殺、前の香田氏の事もある、なのにまだ行こうとする国民がいる、で、ついに例外中の例外に「踏み切った」のではないでしょうか。
後藤氏には「救出」という大儀名分もありましたし、それなりに政府が仕方ないとおもうほどのネームバリューがありました。
後手々になるのは日本政府の慣例みたいなものです。
 
事案が出たとき何処の部署でどのくらいの権威がある場所が後藤氏出国の許可を出し、そこでも憲法を論じたのかもしれないし無かったかもしれない、外務省の官僚・その道のプロが知らない事が無いだろうとか、今回の件で、改めて見直し(先手になるかわかりませんが、)伝家の宝刀という先手をうったのでしょう。
政府機関の戸惑いは、あくまでも国民救出が目的の後藤氏と、今回の剥奪されたジャーナリスト(建前はあるものの明らかに5分で100万の金儲け)とは比べ物にならない大儀の「差」だとおもいます。
あくまでも主観ですが、差し止めは、国益だとおもいます。
 国益>>>私益。。。
時により 国益=私益でもありますが。

  • 回答者:事例 (質問から6時間後)
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この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ありがとうございます。
たしかに、憲法上の権利といえども無制限ではないといわれています。

しかし、今回は、後藤さんには、憲法上の権利が保障されているので、渡航自粛を要請するにとどまった(拒否できなかった)という話でしたが、旅券法の規定があることを把握していたのであれば、少なくともこういう言い方はおかしいのでは?と思いました。

旅券の方の既定はあるけれども、後藤さんにはその既定に該当しないため、渡航の自粛要請にとどめざるを得なかったというはないと不自然ではないでしょうか?

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