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ファンタジー小説に登場する王族の肩書きに『第13王子』とあったのですが、これは王様がもうけた13番目の息子という意味でしょうか?
側室を持っていたとしても、そんなに多くの子をもうけられるのか疑問なのですが……そもそも跡継ぎだけならそこまで多く生む必要もないですよね?
あまりこの辺の事には詳しくないので、どこか変な表現があったらすみません。

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2016-03-16 02:28:43
  • 0

現実の話で言いますと、昔の人は総じて子だくさんでした。ちょっと調べてみたのですが、1940年代あたりは、日本の一般家庭でも、兄弟が4人以上というのは普通だったようです。
また、18世紀中頃のオーストリア大公妃マリア・テレジアは、生涯に16人もの子供(男性5人、女性11人)をもうけました。その内の1人は、かの有名なマリー・アントワネットです。

子だくさんの理由として、昔は現代ほど医療技術が発達しておらず、病気や事故、そして、戦争によって死ぬ可能性が高かったからと考えられます。
事実、マリア・テレジアの子供も、16人中6人(男性1人、女性5人)が若くして亡くなっています。当時は天然痘が流行しており、生まれた子供の半数が亡くなる時代だったのです。
王族であれば、後継者を確保する事は非常に重要な問題ですので、とにかく可能な限り子供をもうけようとした事でしょう。

それから、昔の女性が子供をたくさん出産出来たのは、あまり間をおかずに妊娠を繰り返してしていたため、生理の回数が少なく、排卵による卵巣や子宮への負担が少なかったから、というのが理由らしいです。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

お礼が遅れてしまい申し訳ありません。
ああ、言われてみれば確かにそのとおりですよね。現代のものさしで考えていたせいで、昔の時代背景等がすっかり抜け落ちていました。
子供たちが病気や戦争で命を落とす時代、それも王族という立場なら、第13王子という肩書きもごく自然なものに見えますね。
最後の補足は初耳でした。昔の女性は度重なる出産でからだを痛めなかったのかと疑問に思っていたのですが、間を空けずに出産することで、逆に子宮への負担を減らしていたのですね。とてもためになりました。
詳しい回答をありがとうございました。

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