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紫外・可視吸収スペクトルで試料の濃度を決めるとき、吸光度が0.25~0.7の範囲にあると測定精度がいいのはなぜでしょうか?

  • 質問者:Hiroka
  • 質問日時:2009-05-18 23:34:28
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

参考になる回答ありがとうございました!!!

吸光光度法での測定誤差はTwyman-Lothianの誤差曲線が知られている。
公式および誤差曲線は下記LINK参照
http://www.csudh.edu/oliver/che230/labmanual/accucolo.htm

つまり単光束吸光光度法で測定を行う場合の誤差が最小になるのは透過率T=1/ε=0.368、吸光度ではA=0.4343となる。
最適の測定吸光度A=0.2~0.65の範囲で測定するように心がけるとよいと下記文献で示されています。(0.3~0.7という文献やご質問の0.25~0.7に関しても、この曲線の誤差が小さい範囲の事を指し示していると考えていいでしょう)
http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/kumagai/eac/ea/photometry/photometry.htm

  • 回答者:誤差曲線 (質問から2時間後)
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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。

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吸光度はそれを求めるとき対数を取っているので、0~1の間の範囲の値を取ります。
言うまでもないですが、0は全ての光を通すとき、1は全く光を通さないときです。
0~0.25くらいのあまりに試料の濃度が薄いときは、対象となっている物質の(分子)運動等でイレギュラーに物質が重なったりすることによる誤差が大きくなると考えます。
逆に0.7を越えるような非常に濃度が濃い試料の時は対象となっている分子が濃度が高いことにより重なり合っているため、理論的な濃度よりも吸光度が低くなり誤差が大きくなるのではないでしょうか。
この中間に当たる0.25~0.7の範囲にあるときは測定精度が良くなると考えました。
手元に適当な試料がないため、自身の思考による推定で書きました。念のため。

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やや参考になりました。回答ありがとうございました。

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