現在、漫画原稿やアニメのセル画などは漫画家やアニメ製作会社が個別に保管しているので、時間がたつと管理し切れずに傷んできたり散逸したりする問題があります。
それらを一括して一箇所で保存管理する施設は必要だと個人的には考えています。
日本のアニメ文化は確かに予想以上に世界に広まっています。
日本のアニメは世界中で放送されているし、外国人のコスプレ大会やコミックマーケットの催しも頻繁だそうです。
外国人が日本を学び始めるきっかけも、日本の漫画コミックを読んだのが最初というケースがけっこうあります。
日本は、これから長期的展望に立って計画的戦略的にマンガやアニメを世界に売り込んでいけば、得意産業として相当の利益を得られるだろうと思います。
ただ、そうしたことは長期的に行えばいいことであって、アニメ関連施設についても今すぐ急いで実現するようなものなのかと言うと私も疑問です。
もっと優先的に解決すべき政策課題が山積だと思うので、アニメ施設はいずれどこかで必要になるものの、今すぐでなくてもいいと考えています。
100億円以上という費用も、そこまでかけなくても漫画家やアニメーターが望むレベルのものは作れると思います。