それほどすごいとは思えません。
ある程度の知識があれば、そういった判断はできます。
まず、地震の揺れ方に注目します。
地震には2つの波があります。
P波(Primary wave)とS波(Secondary wave)です。
P波は5~7km/秒の速度で伝わり、地震の初めに観測される小さな揺れを起こします。
(最初にグラッと来る揺れです。)
S波は3~4km/秒の速度で伝わり、地震の主となる揺れを起こします。
P波とS波には速度の差があるため、震源から遠ければ遠い程、間隔が空きます。
(雷の光と音の関係と似ている。)
初期の揺れを感じてから、主の揺れを感じるまでの時間を見れば、震源までの距離が分かります。
次に、P波の揺れの大きさに注目します。
先に説明した通り、P波は小さな揺れを起こす波です。
この揺れの大きさから、地震の規模が想像できます。
もしP波の揺れが大きければ、それだけS並みの揺れも大きく、地震の規模も大きいと言えるでしょう。
昨日の地震を振り返ってみると、以下の様な感じでした。(東京で感じた感想です。)
・P波の揺れがかなり大きかった。(S波並みの揺れがあった)
・P波とS波の間隔がかなり空いていた。
これらを総合して考えると、「地震の規模は大きい、震源は遠い。」と判断できます。
その友人も、学んだ知識で予想を行っているのではないでしょうか?
ちなみに私は中学の理科の時間にこの事を学んでいら、地震の度にこういった事を想像する様になりました。
慣れれば結構簡単に違いが分かる様になります。
特に昨日の地震は特徴が強かったので予想しやすかったです。