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裁判所ってこんな物?と思う経験しました。

先日、相続放棄の申述を行った際、申述する前に窓口でその正当性を確認するために、判例というか何らかの判断材料を聞いたところ、全く有益な情報は無くそのまま申述したところ、いざ呼び出しがあると「状況からすると明らかに不合理であるために取り下げて欲しい」の旨言い渡されました。

呼び出しの時の解釈を聞くと、判例も何も、迷うも迷わないも明らかに通らなさそうであるにもかかわらず、申述窓口では、こちらの状況を聞きながら「申述したからと言って通るとは限らない」旨しか言われなかったのです。
(その様なことは言われなくてもわかる)

呼び出し時の解釈がわかっていれば、手間隙、費用をかけて申述することも無かったために、あまりにも馬鹿らしいために取り下げはしませんでした。

通常の役所でしたら、届け出時に案件の解釈の参考になる話が出来るのですが、「判例などは自分で調べろ」など、裁判所とはアドバイスも何も無いのが当たり前なのでしょうか?

ちなみに今回、申述は支部で行いましたので、この様な行き違いというか血の通わない過度にお役所的な対応状況なのは、呼び出し以降が本所の判断かと思えば、審判の通知を見ると、どうも全て支部独自の審判と思われる記述になっているのです。

また、その審判の却下においては、結果が送られて来るのみ。
当然、そこで「不服申し立て」ということが考えられる訳ですが、それに関する記述は一切ありません。

こちらから問い合わせて初めて、その「不服申し立て」の期限は「2週間以内に「即時抗告申立書」を提出しなければならないことを知らされるのです。

言うまでも無く、この審判結果通知では、「即時抗告の申立てができる事件かどうか」という発想にたどり着くどころではありません。

社会通念上で考えれば、書面上の末尾などに「本決定に不服のある場合は2週間以内に、即時抗告申立書による申し立てを行うものとする」旨、特にその「2週間」という期限を告知すべきではないかという気がします。

さらに、その「即時抗告申立書」の書式があるかと尋ねると「書式は無いので(白紙から)自分で作成してくれ、わからなければ代書屋か法律事務所で聞いてくれ」と回答されました。
ちなみに、2軒ほど司法書士の代書屋を尋ねたところ、全く経験や認識が無く「業務として受けられない」と回答されました。
(弁護士は金銭面から敷居が高いため)

ところが、以下のリンクを見ると、書式が用意されているではありませんか!

http://www.courts.go.jp/saiban/tetuzuki/syosiki/syosiki_01_63.html

こういったところにあるにもかかわらず、窓口に書式が無いという上に、このありかや説明など何もしないとはいったいどういうことなのか?

この様な対応では、まるで「封建時代の悪代官所」です。

皆さんはそういった不合理な体験をされたことはありませんか?

  • 質問者:裁判所ってこんな物?
  • 質問日時:2009-10-23 21:25:30
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ありすぎて泣きたくなります。この仕事についたのもそういう経験、私も色々あって相続放棄の手続きをする際に同じような経験にあい、この仕事を選びました。そういうので相談しにくる人も多いので本当に気持ちがよく分かります。

結局は裁判官も自分の点数が上がる楽な仕事しか選びたがらないのです。例えば社会的に注目を浴びる裁判、大物政治家の立件などにはこぞって名乗りをあげます。加わるだけで仲間内での評価はあがりますし、立身出世のスピードが俄然変わります。しかも相手が優秀な弁護士をつけてきたとすれば「よくぞ難しい判断をこなしてくれた」と上からのお達しもあります。

一方で一般市民にかかわることはほとんどテキトーです。本当はこれこそ一生懸命やってくれないと何の意味もないのですが・・態度が悪くても誰からも責められず、市民が文句を言っても無視氏できる裁判所ならではの光景です。正直昔の国鉄を見ている気分です。国鉄も昔は酷くて、荷物を送ってもらおうとすると一部の乱れもなく結ばないと追い返され、「運んでやってるんだ、ちゃんと感謝の態度を示せ」など平気で言われたものです。今の裁判所も全く同じ。50年前と変わってません。

こんなひどい裁判官だらけですが、とりあえず裁判員制度により市民の目に触れ少しでも変わることを期待しています。もっとも、無理やり市民を巻き込まないとちゃんと市民の気持ちの分かる裁判官を育てられないというのも悲しいものがありますが・・今のままではよくありませんね。

  • 回答者:じーさん弁護士 (質問から7日後)
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ご回答ありがとうございました。
取り込み中で評価・締めくくりが間に合わずに申し訳ありませんでした。

最悪はおっしゃる通りな場合もあるのでしょうね。
裁判所の基本的なスタンスはクールであるものの、今回、中には話がわかりそうな書記官?の方もおられて救われているのかもしれません。

「全て知っているのが当たり前」というのが裁判所の基本スタンスであると考えれば、比較的楽になりますね。(苦笑
そこで話のわかる人が対応した時に、ここぞとばかりに聞けるだけ聞くという感じです。
それを組み立てていけば、何とか行けます。
(とは言っても、裁判所などかかわりたくは無いですが・・・・)(苦笑

今回、こちらの言い分を通した時にも原審のメンツが潰れない様に腐心して理由を作成していますので果たしてどうなるか?
素人のみで戦っているのですから、ハッタリは効きませんからね。(苦笑

裁判員制度の効用云々に関連して私が思いますに、かの最高裁判所のホームページの方を何とかすべきなのではないかと思いますね・・・・

いかにも詳しく解説している様ですが、即時抗告申立書を例に取ると、その物の書式が無いものですから、消しまくった書式で掲載されていて、かつその画像が粗いために必要な文字が全く読めなくてかなり役に立たないのです。

尋ねてみると、即時抗告申立書の書式その物が無いので、そうなっていると言うのですが、あれではとてもわかりやすいとは言えません。

しかも、そんな書式ですから、これをベースにしようと思っても、下級審の現場では冒頭の如く「白紙から作成してくれ」となったりします。

「それではいったいあの見本は何なのか?」となると、「下級審が言うならそれに従ってくれ」となって翻弄されることになります。

残念ながらそれが現実なんでしょうね・・・・

何とかしなければいけないのはそういう体制こそなのではないかと思います。(苦笑

事案は異なりますが、
債務支払いの被告人代理として出廷した経験があります。

裁判所というより、裁判官が全く話にならず、

結局、当初裁判官が促した「和解案」をこちらも却下し、
原告と別室で協議の上、閉廷しました。
最終的には、訴えを起こした原告の担当者のほうが
話が分かりやすく、原告側から、裁判所ってこんな
ところだよ、と教わりました。

私が出向いたのは地方裁判所ですが、
裁判所という機関に対する不満というより、
残念ながら、全く被告側の弁論を理解できない
裁判官がいることが情けなく、また非常に腹立たしかったです。

すべての裁判官がそうではないにせよ、個人の能力も閉鎖的な体質に
影響していると思います。

  • 回答者:匿名 (質問から7日後)
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ご回答ありがとうございました。
取り込み中で評価・締めくくりが間に合わずに申し訳ありませんでした。
(平均満足度お高いですね・・・・)

今回、家庭から高等へ進んで、たまたま追加の申述理由を提出しようとした時、えっ?と思うほど対応が良好でしたし、家庭裁判所でもなかなか話のわかる対応をする方もおられましたので、すべての裁判官というか書記官がそうでは無い様ですが、いかんせん「全国民がすべての法律やそれに従う運用を熟知している」ことを前提として来ますから、社会通念がその法律とズレている時には、一般から見ると、ほぼ「話がわからない」となってしまうでしょうね。
それがわかっていると、反芻の用意はしやすい(勝てる理由や訴状を作成しやすい)ということも、身を以ってわかりました。
(裁判官が反芻出来なくしてしまえば良いということ)

今回とは全く別件で興味があって以前たまたまウォッチしていた裁判の状況詳細の流れがあるのですが、それや今回の件からすると、一見物分りが悪い様に思える時、それはそれでそれなりに理由があると考えるべきな気もします。

実は今回の対応への心の準備に対して、たまたまウォッチしていた上記裁判の全体の成り行きはかなり参考になりました。
別件の裁判では、報道が被告寄りの同情的な世論を形成し、裁判所を批判するかの状況でしたが、インターネットでわかる範囲で詳細を調べて行くと、どうしても被告の弁論に?と思われる不合理ないしは不明確な点があり、被告側がそれを避けるか無視した主張をしている様なところがあったのです。
当然被告敗訴ですが、私からすれば、明らかに本質はそこを付かれているのに、それに何故論理的に反芻しないのか?が不思議で仕方がありませんでした。
(報道・世論は被告に同情的その物でしたが、客観的であるはずの報道も扇動的で、その点には触れようとしないなど、私にはどうもその点が引っかった訳です)

そこで、今回、却下して来たことには筋が通っています。
よって、最戻しにするにも「筋を通す必要がある」という視点で理由を構成しました。

「裁判は金と時間の無駄」的なところがありますので、それが無い様に明確に反芻する必要があると思います。
反芻して筋が通っていれば勝てるが、それが曖昧とか反芻し切れていないとなれば勝てる見込みが下がる。
このあたり、弁護士に依頼するにしても、当事者が本質を見極めているかいないか、弁護士に任せっきりかどうかで、些細なことからも結果が思わぬ方向へ行って、余計に時間がかかる場合もある様な気がします。
(勝ち癖のある弁護士、負け癖のある弁護士の差?)

今回の提出書類の理由は全て素人の身内が作成しましたが、ある弁護士の無料相談では作成した文言を読むこともせず「依頼すれば30~50万円」と言われ、また別の弁護士の無料相談では「30~50万円」の話をニヤニヤしながら聞きながら、その文言を読んで「良く書けている、依頼してもせいぜいこの程度であろう」と言われる状況でした。

自分としてはほぼやり尽くした感がありますので、非常に勉強になった様に思います。

よくあることです
自分も何度も原告の立場として裁判所に足を運んでよく知っています

裁判所というところは万事「知った者勝ち」の世界です
また、要は印紙代さえ納入してくれればいいという発想なのです
司法というところは中立でなければならないはずですが、その中立性も非常に怪しいです
提訴の段階で不本意な扱いがあってこっちがしっかり根拠を示して主張しても明らかに誤ったことをごり押しされます
まして「教えてくれる」などということは絶対にありません
裁判所という機関にとって知らないから教えて欲しいというような当事者はぶっちゃけ足手纏いなのです
そうと知られた時点でとことんまで意地悪され敗訴させられてしまうのです

===補足===
陸運局で業者+整備士有資格者でない一般ユーザーの執行するユーザー車検をぶっちゃけの本音、テストコースの足手纏いになるから露骨に邪魔扱いされるのと同じようなことです
弁護士会と裁判所は癒着のどろどろした繋がりがあるに違いありません

そもそも当事者と裁判官や書記官の間でどうのこうのより、裁判所という組織自体がひらめ役人の集合体で、当事者にそっぽを向き上層部の機嫌ばかり伺っています
裁判官も所詮月給取りでサラリーマンと同じです
自然人より企業や組織に味方すれば気持ちよく昇進できるんです
裁判当事者がせっせと集めて作成した書証など裁判官が軽く一瞥でもすればいい方で、実際は見もしません
ありがちな事案については初めに結論ありき、で前例に従って判決を出されるのが当たり前になっています
裁判員制度など所詮これだけ改革に取り組んでいるというポーズに過ぎません(飾りなんです)

  • 回答者:匿名 (質問から28分後)
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さっそくのご回答ありがとうございます。

> 要は印紙代さえ納入してくれればいいという発想

いやぁピシャリ書かれましたね。
その文、躊躇していたのですが、まさに私もそう思いました。
もう一つ加えると、「弁護士が仕事をしやすい状況を裁判所側で作っている」とも言えるのではないでしょうか。
個人でも戦おうと思えば戦えるが、極力それを阻止しようとする。

> 「教えてくれる」などということは絶対にありません

上記に絡みますが、やはりそうなのですね。
そうであることがわかった時点で戦略もより明確に立てられます。

> とことんまで意地悪され敗訴させられてしまうのです

「訴えを通さない様に意地悪される」と聞いていましたが、実体験してより身に染みました。
レベルの違うところで「裁判員制度」云々の議論がありますが、こういったことを「何らか変えて行く」一助になるとすば、プラスの効果が大きいのではないかという気がしました。

本質問の本質ではありませんが、当然、審判の結果は法条文を根拠に合法性を主張していますので、この現実を踏まえ、訴えを通しても違法性が無いなどで申告サイドに有利な強固なシナリオを考えることにします。

「裁判など時間と金の無駄遣い」と認識していますので、高い授業料の一つの経験として当たってみたいと思います。

===補足===
取り込み中で評価・締めくくりが間に合わずに申し訳ありませんでした。
早期回答で心はこれがベスト回答です。

なるほど、車検場のたとえは的を射ていますね。
裁判員制度も「飾り」という意味ですが、最高裁のHPの状況や質問に対する回答で何と無くわかりました。

ご回答ありがとうございました。

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