一般論として、好景気のとき、為替はどのような動きをするのが通常ですか？|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

好景気であれば，インフレ（ディマンド・プルといいます）になります。

インフレにはディマンド・プルとコスト・プッシュの二つがあり，後者はこの２年ほど世界中の農鉱産品の暴騰が代表的です。

ディマンド・プルのインフレでも投資ブームが起こります。需要増大に先駆けて投資をすれば，その恩恵を受けるからです。また，物の値段だけでなく給与所得も上がっていくので，インフレは徐々に加熱することになります。

金融政策では，インフレを抑制するために金利を上げることを行います。金利を上げれば，需要が冷やされます。

金利は水と異なり，低いところから高いところへ流れます。インフレになれば金利が上がり，そこに資金が流れ込みます。この資金が海外から来れば当然外貨を売ってその国の通貨を買うことになります。その国の通貨は外貨に対して買われることになる。従って通貨高になります。

ここ２年ほど豪ドルのような資源国やニュージーランドドルのような高金利国の通貨に日本から資金が大量に流失しました。その結果，円が売られ豪ドルやＮＺドルが買われました。円が世界の多くの国の通貨に対して円安になったわけです。これが一般論です。

回答者：ミスタ・ワタナベ (質問から7日後)
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