「ロッキード事件」って何ですか？ＡＮＡとかＪＡＬとか日本政府が絡んでるの？|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

簡単に記せば、
１９７０年代にアメリカの航空機製造メーカーのロッキード社が航空機売り込みの為、
日本や幾つかの国の政界の一部に多額の工作資金を賄賂として渡したとされる
米国上院の多国籍企業小委員会（チャーチ委員会）公聴会で発覚した疑獄事件です。

当時のロ社副会長のコーチャン氏及び元東京駐在事務所代表のクラッター氏が、
日本のロ社の裏の代理人的役割を果たしていた児玉誉士夫に対し
旅客機売り込みの為コンサルタント料として数十億円渡し、
そこから国際興業の小佐野賢治やロ社の日本代理店の丸紅等を通じ、
その時の首相の田中角栄に数億円渡ったと公聴会で証言しています。

経営不振になっていた全日空に再建の為日航から大庭氏や他の幹部が派遣され
彼らはＤＣ－１０を押し仮発注が決まり工場で作成されていましたが
全日空生え抜きグループからと思われる不可解な大場氏退任をし、
その後全日空と関係が深いと噂されている若狭得治が社長になり
トライスターに変更になったり
田中角栄の運転手が謎の死を遂げたり
米国のニクソン大統領から田中にトライスター購入を働きかけたとか
英国のヒース首相が英国のロールスロイスエンジン使用のトライスター購入を田中に進言したとか
証言が不自然であるとか・・・・・
一般の多くの国民は、正確には実態が分からない大きな事件でした。

尚、自衛隊の対潜哨戒機も当時国産化が決定していましたが、
田中の一声でロ社のＰ－３Ｃに変更されていますし、
以前、グラマン社の戦闘機の採用が決定されていたにも係わらず、
ロ社のＦ－１０４に変更に成った事も発覚しています。

ロ社はオランダやヨルダンなど、他の国にも疑獄事件を起こしていますが、
コーチャンもクラッターも何故か起訴されてはいません。

全日空の若狭や渡辺副社長・・・丸紅の檜山廣・大久保利春・伊藤などは中心人物ですし、
間接的には日航も係わっています。
関係ないなんてトンデモナイ！

回答者：当時は大事件でした！ (質問から11時間後)
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