ご紹介の写真は、割合綺麗なままなので、この程度であれば、
紙媒体なら掲載しても良いと思えます。情緒的とすら。
但し、TVでは、敢えて映す意味が無いので、不要です。
(協定で映さない事になってる筈)
印象的なのは、ご遺体を前にした若い自衛隊員の表情です。
任務であり、ご遺体は他人でしょうが、ご遺体は市井の罪もない人びとですから。
他にも、消防(団)、警察など、日本ではご遺体に対して敬意を払い、
丁寧に扱ってくれるのが、(海外からすれば驚かれる部分の一つらしいですが)、
とても有難い風習と思っています。
「なるべく綺麗な状態で、ご遺族にお渡ししたい」と。
報道は、TVや新聞の大手メディアでされないだけで、雑誌や週刊誌、
こうしたネットなどでは、されていますし、住み分けがあって然るべき部分です。
こうした情報は、意識的に求める人だけ得られれば良いのであって、
日常的に目に付く一般の媒体には必要ありません。
得られる事よりも悪影響が大きいからでしょう。
報道は、大手になればなるほど、社会的責任がとても大きいですし、
政府は、国民のメンタルを考慮し、社会の秩序を維持しなければなりませんから、
現行ルールで良いと思います。寧ろ、もっと減らしても良いとすら。
被災地のTV映像は、非被災地の大人が観ても十分に辛いものです。
アメリカでは、こうした津波映像を無防備に子供に見せるメンタル的影響を懸念し、
長い討論の結果、流さない選択をしたそうです。
(原発事故を受けての帰国も在日米軍家族内で討論されて、帰国しない選択があったとか。(初期の頃なので、現在は不明ですが))
日本も、討論は無い物の、徐々に「被災者に有益な映像」にシフトしていったのは、
良かった部分と考えます。
国民全員が、敢えて全てを観る必要はありませんよ。
他国の人は、当事者ではありませんが、想像力を持っているからこそ、
募金をし日本の為に祈ってくれるのです。
人間には、こうした「想像力」があります。
それが普通に兼ね備えてあれば、いちいち観なくても解るものです。
>テレビでは悲惨な状況は一切流れません。
そんな事はありません。十分すぎるほど、悲惨です。
救いがあるとすれば、被災者自身がTV・新聞を停電ゆえに観ないで済んだという事だと思います。
被災した上に、更に辛い思いはして欲しくありませんから。
震災は、其々の立場での経験が、国民や世界にとっても無駄にはならず、
大きな意味があり、次の震災に必ず活きていく物です。
今回の震災でも、前の震災が活かされてますよ。
貴方が、どんな目的で、この写真を公開されたかは存じ上げませんが、
悪意ではないですよね。
大丈夫です。日本人はしぶとくて強いから復興できます。
その足枷になる物は、淘汰されるだけの話しです。
今日も9日目にして石巻市で2人(祖母・孫)救出されましたね。
こういうニュースが涙が出るほど嬉しいし、全国民の励みになる報道じゃありませんか。
最後に、未だ、被災地と連絡が取れない人も数多くいる事を忘れないで下さいね。
===補足===
ええ。悪意からとは思っていません。
>悲惨な状況を理解してない人が多数いる
もしも、ガソリン・食料の買い占めやを指しているのであれば、寧ろ、逆かも知れませんよ。
理解しているからこそ恐怖でそういう行動に出るのかも。
まあ、正直かっこ悪くて恥ずかしい行為と思いますし、日々の買物もできず困ってますが。
まるっきり他人事ならここまでの品不足にはならなかった可能性もあります。
只、節電しない人や文句ばっかり言ってる人は、
これも東日本大震災の関連被災の一つなのにその自覚が無いのでしょう。
経済評論家の勝間和代さんの、災害時の注意点をご紹介します。
①「3D運動:できる人が、できることを、できる限り」
②「正確な情報を集めよう」
③「他人の非難をやめよう」
1つ、付け足すとするなら、
「過度の自粛は、復興の妨げになるので、経済活動は止めない」
当事者以外の方々には、できるだけ国内でお金を使って貰うのが、
ひいては被災地復興に繋がると思っています。
被災地の現状は解らなくても構わないから、じゃんじゃんお金を使って欲しいのが本音です。