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舞鶴女子高生殺害事件は、服役中の受刑者の無罪が確定する見通しになりました。

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産経新聞 7月11日(金)9時23分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00000509-san-soci

 京都府舞鶴市で府立高校1年だった小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件から6年余り。遺体発見から11カ月後に殺人などの容疑で逮捕され、現在は別事件で服役中の中勝美受刑者(65)の無罪が確定する見通しになった。

 現場周辺の住民らは2審が無罪だっただけに冷静に受け止める一方、「真相が分からないままでは安心できない」と複雑な表情を見せる人もいた。

■直接証拠なく捜査は難航

 小杉さんが通っていた京都府立東舞鶴高校浮島分校(舞鶴市)。土手敏通副校長は毎年命日には必ず事件現場で花を供え、手を合わせてきた。「真相が早く明らかになることを願います。小杉さんの冥福をお祈りします」と言葉少なに語った。

 事件は地域社会を不安に陥れただけに、当時、現場近くの朝来区長協議会会長だった堀口和男さん(67)=同市大波下=は防犯活動などに力を入れた。

 「地元住民の多くは『事件は解決した』という思いだったので、複雑な気持ち。事件の真相は何だったのか。分からないままでは、安心できない」と心境を語った。

 事件の捜査は直接証拠がなく難航。「状況証拠の積み重ねだけで重大犯罪を立証するという極めて困難な作業」(当時の捜査幹部)だった。

 京都地検は「コメントしない」としたが、府警の捜査幹部は「やるべきことは全てやった。結果は厳粛に受け止める」としたものの、その表情には悔しさがにじんだ。

■弁護人「検察側の上告は無理筋」

 一方、逆転無罪とした2審で中受刑者の主任弁護人を務めた小坂井久弁護士(大阪弁護士会)は10日、大阪市内で記者会見し、「刑事裁判の原則にのっとった極めて的確な判断。思ったよりも結果が出るのが早く、検察側の上告が無理筋だったことを表しているのではないか」と述べた。

 小坂井弁護士によると、10日午後3時すぎ、大阪拘置所で中受刑者と面会したが、時折笑顔をみせ、「無実が証明されてほっとしている。犯人扱いした警察と検察に強い憤りを感じている」と話したという。

  • 質問者:星野 美香
  • 質問日時:2014-07-12 07:14:30
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