私が注目しているのは、不況で急増中の「サドンデス倒産」です。
「サドンデス倒産」とは、健全に業務を行なっていると見られる企業が、まるで「突然死」のように、ある日突然破綻してしまうことです。
全く予想していなかった事態が降って湧いたように起きるため、当該企業の取り引き先や債権者は戸惑い、どうしてよいかわからない状態に陥ります。
突然の倒産で影響を受けるのは、経営者や取り引き先ばかりではなく、従業員にとっても同じ、突然新しい就職先を探さなければならない状況に追い込まれます。
そもそも企業が破綻に追い込まれ、業務を行うことができなくなる状況とは、いったいどういうことなのでしょうか。
それは、企業が銀行から借りていたお金を返済できなくなったり、取引先に支払うべき仕入れ代金などを、約束通りの期日に支払うことができなくなり、「銀行や取り引き先などとの取り引きが全くできなくなってしまう状況」です。
今後、「100年に一度の金融危機」が益々深刻になれば、金融機関の体力低下などに伴って、「サドンデス倒産」が益々増加することが予想されます。
アメリカではあのビッグ3の倒産が心配されています。1年前に想像した人がいるでしょうか。そして失業者数は200万人とも予想されています。
もしかして、来年は日本中が、いや世界中が失業者が洪水のように出てきて溢れているかもしれません。