小さい頃、何故か母が詩集を良く買ってくれていまして、
その中でも印象的だったのは『一年一組せんせいあのね』(理論社刊)という書籍と、
雑誌なんですが『いちごえほん』(サンリオ刊・現在休刊)という2点でした。
前者は小学生の純粋な視線でみた色んな”あのね・・・”がありました。
現在も”あのね帳”と言うのがありますが、その原点とも言える様なもの。
同じ小学生でも、へぇ~凄いな!面白い事いってるな!と感じた記憶があります。
後者は色んな年齢層から集まった詩を掲載した雑誌でした。
中でも創刊号に載っていた筋ジストロフィーという病を患った子からの詩を何度も読みました。
どんな病気か分からず看護婦であった母にその子がどういう状況で、
これからどうなっていくのか、必死に尋ねたものです。
病気の事を綴った短い詩でしたが、私には何故か響くものがありました。