こんにちは。私は、外資の金融で働いている40代、男性です。自分も20代の時に何も考えずにほいほいと転職をして、30代の時に行き詰まりました。
私の経験では、その良し悪しはともかく、やはり年齢の壁だと思います。表向きは35歳まで可、と書いてあっても、採用されるのはほとんど27-28歳位までというのが現実です。
数年前、面接の後に、あるアメリカ人が言っていたことを思い出します。20代の時は、世間でいうところのスキルを売りにして、また、XXをやってみたいということで採用されることはあるかも知れない(コストが安いから)。ただ、年齢が上に行くに従って、会社が求めるのは、マネージメントができるかどうか(部下を使えるかどうか)、又は、一定の分野で長い経験があるかどうか(例えば、昨日CPAをとった人よりは、資格はないけど経理で10年の経験がある人)、この2つに1つだと言われました。お願いしますさんの場合、33歳ということで、ちょうど中途半端な位置になってしまっているのだと思います。でもはっきりしているのは、(ご自分でも感じられていると思いますが)あなたの能力が原因で転職できないわけではないということです。
喉もと過ぎれば、で、偉そうに言ってしまってすみません。私も当時、本当にどうしよう、と日々悩んでおりましたし、どうせ採用されないんだから、もう面接なんか行くのいやだ!!、とまで思ってました。
ご参考になるかどうかわかりませんが、私の場合、当時、まだマネージメントなどという考えはまるでありませんでしたから、数回面接で断られた後、何でもいいから採って!、という考えを捨て、先ず自分の考えをはっきりさせようと思い、自分が、40,50となった時、どんな仕事をしていたいか(又、何が現実的か)をよく考えました。30代の転職がこんなにも大変だということを身にしみて感じ、汎用性があって、長続きしそうな仕事ということで、自分の場合は経理関係でした。実際には、将来のことなどわかりませんでしたが、目先の問題として、この職種なら是非面接に行きたい、面接のときに、絶対にこの道に進みたいんです、と素直に心底言えるかどうか、また、この面接に落ちても、やはり這い上がってでもこれがしたい、というものを探しました。それからというもの、面接自体が少し変わってきました。採用してくれなくても、みなさん心底、心配・アドバイスしてくれますし、採用する側も正直に不採用の理由を言ってくれるようになりました。自分自身も、面接がそんなに苦にならなくなり、採用する側も、みなさんそれなりに事情をかかえているんだと思えるようになりました。 私の場合、個人のヘッドハンター数人にお願いしておりましたが、最終的に採用してくれたのは、新聞を見て自分で履歴書を送った会社でした。(余談ですが、面接もされずに返送された履歴書の山は今思い返しても悲しくなります。。)この時も、本当に素直に、ここでやらして下さいと頭を下げることができました。
長くなってしまってすみません。アルバイトを転々とされるなら別ですが、お願いしますさんの場合は特に、せっかくお持ちになっているそのキャリアをこれからどう生かすかを一度真剣に考えられたらよいのではないでしょうか。30代も厳しいけれど、40代はもっと厳しいです(笑)。。私も50になったらどうしようか(外資に50代の人はあまり見かけない。。)と、もうそろそろ考えなければいけない時期にきていると真剣に感じております。私も、人生甘い気持ちで生きてきましたが、想像以上に世の中厳しい(日曜の夜は余計厳しい。。笑)。。。でも、一方で、あなたを採用したいという会社が必ずある、とうのもまた世の中の一面だと思います。くだらなく、また、誠にお恥ずかしい経験で本当に恐縮ですが、ご自分のスタンスをはっきりとさせておけば、もう少し何とかしてみようという思いになられる、と信じております。長い人生からみれば、数ヶ月足らずの我慢です。20代の時の、安く働いてくれるお客さんから、これからご自分で引っ張っていく30代への生みの苦しみかと思います。決して楽ではないですが、お願いしますさんも、何とかがんばってください。