「糖尿病患者で、生活習慣が悪いために、このままでは合併症が起きるだろうと思われる患者がいるとします。その人は頑固でなかなか行動変容しようとしません。そういう患者に行動変容させるために、あなたはどのようなアドバイス・指導をしますか」という質問をしてみます。
患者の行動変容を図るのは本来の医師の仕事とは少し乖離しているかもしれませんが、ただ検査と投薬治療しているだけでは、その医療行為も無駄となってしまいます。日本では糖尿病患者とその予備群が増加しつつあるため、医師も行動変容のアドバイスができるほうがよいと思われます。どうすれば人を動かせるかという説得力やアイデアの良し悪しを判断するため、また、相手の患者の性格などを理解しているかを知るため、このような質問を考えてみました。