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抗がん剤治療を受け、副作用がないと治療効果が上がってない、ということはあるでしょうか。

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2009-04-03 21:47:05
  • 1

回答してくれたみんなへのお礼

ご回答ありがとうございました。
どうしても化学の力を借りなければならない以上、作用、副作用をよく知った上で治療を受けたいと思いました。
みなさん、ありがとうございました。

前の回答者様もおっしゃっていますが、副作用が出ないと
治療効果が上がっていない(上がらない)と言う事はないのではないでしょうか。

私の彼の母親(当時59歳)は数年前に癌の摘出手術後を受けましたが
リンパに多数の転移があり、しばらく抗がん剤と放射線治療を受けていました。
でも、元気に仕事に行き、ショッピングにも行き、髪もフサフサでした。
(今では定期的な検診のみ受けています。)

私の母親(58歳)は去年癌の摘出手術を受け、リンパに転移が1つ見つかり
現在、抗がん剤治療を受け始め5ヶ月目に入りました。
1ヶ月ほどで髪はほとんど抜け落ちてしまい、外出時はカツラです。
通院日以外は何とか仕事に行っていますが、家ではほとんど寝ています。

母が入院中に仲良くなった「癌仲間」と話しても
同じ治療でも白血球値の低下具合や脱毛、体調の変化など違うそうですよ。
医師は、その時、その患者さんに適す治療を施してくださっている事と思います。
副作用は人それぞれなのではないでしょうか。

  • 回答者:匿名希望 (質問から1日後)
  • 1
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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副作用は人それぞれ

副作用がないのであればラッキーと思ったほうがいいです。
効果の良し悪しは医師が数値を見てわかっています。


例えば
街のドラッグストアーで胃薬を買いました。
注意書きを見て「~~の際は医師に相談」
そんな症状を起こすのは本当に「まれ」

抗がん剤は確かにキツイ。
でも、「まれ」に副作用がない(患者さんにとって負担がない)という
ことはありえると思います。
治療効果が上がっていなければその対策を考えますし・・・
不安因子があるのであれば他の病院に行ってみるのもいいと思います。

マイナスに考えるよりも、プラスに考えたほうが治癒力があがると思います。

  • 回答者:カスミソウ (質問から7時間後)
  • 1
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

抗ガン剤治療は、対象となる悪性新生物の種類、進行度、薬物感受性等を考えて薬剤の種類と量を吟味しながら、通常4段階程度に分けて行っていくことが多いですね。したがって、最後まで副作用が発生しないということは無いでしょうが、最初の頃は副作用がなかなか見えてこないということがあります。それは、次のような理由です。

 抗ガン剤は正常な細胞の分裂にも影響しますので、腫瘍細胞が死ぬのと同様、正常の細胞も分裂段階に入ったものは死んでしまうという現象が起こります。それによって発生し、目に見えてくるのが副作用です。
 ただ、通常の細胞の分裂は、ごく一部の細胞が分裂して新しい細胞を生み、一方で旧くなった細胞が死んでいくということをすこしずつ繰り返しているので、その頻度は、ガン細胞に比べてずっと少ないのです。
 まず、このことを覚えてください。

 さて抗ガン剤ですが、これらの薬は、細胞が分裂するときに必要な材料に似ているけれども実際は使い物にならないもの、必要な材料にくっついてしまって使えなくしてしまうものに分けることができます。いずれも、細胞が分裂しようとするときに血液の中から吸い取って使おうとすることで、実際は使えないために分裂がうまくいかずに死んでしまう、という効果を狙っています。ですから、急速に分裂増殖していくガン細胞は、正常な細胞よりも急速にそれらの薬を取り込んでしまい、死滅するということになるのです。
 これに比べて、正常な細胞は分裂する頻度がずっと少ないため、抗ガン剤を血液の中から取り込んでしまう機会がすくなく、たまたま抗ガン剤を与えられていた時期に分裂してしまった細胞だけがダメージを受けることになるわけです。
 つまり、影響を受ける頻度がガン細胞よりもずっと少ないということです。
 しかし、長期間にわたって抗ガン剤を投与されていると、頻度は低いとはいいながらも正常な細胞の集団の中にも影響を受けてしまった細胞が増えてきて、目に見える変化(脱毛など)として現れてくるのです。

 このことから、抗ガン剤治療の初期には副作用として認められる変化が少なく、場合によっては全く現れないこともあり得ます。しかし、第2,第3、第4段階と進んでいくうちに、どうしても発生してくることになります。ただ、腫瘍の様子を観察しつつ、効果を確認しながらも、できるだけ副作用を抑えていきたいというのが治療する側の考え方です。腫瘍は死にましたが患者さんも亡くなってしまいました、という最悪の治療法にならないよう努力していることをおわかりください。

 副作用が発生しないから抗ガン作用が発揮されていないと考えるのではなく、治療スケジュールとして、なるべく大きな副作用が起こらないように工夫しながら治療しているからだと考えていただきたいです。

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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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