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末期がんの友人のことでおたずねします。
ステージ4の乳がんで肺転移あり。
タイケルブという新薬に期待(最後の希望?)をもって、投与の備えて体調管理のための入院をしたとたん容態が悪化。重度の呼吸困難と腎不全のため、新薬の投与は延期して対症療法の治療をしているようです。
ご家族の話では水分が胸水や腹水になってしまい尿がほとんど出ていないとのこと。
本人は何ヶ月も前からタイケルブに望みをかけてがんばってきたので、何とかだめもと(副作用覚悟?)で服用させてもらえないか,医師に掛け合っているところだとききました。
まだ面会謝絶にはなっていないのですが、ある人が「末期がんで尿が出ないとあと数日の命と思ったほうがいい」と言い、心を痛めています。
かなり危険な状態なのでしょうか?一時的にも持ち直す見込みはありますか?この状態ではやはり新薬を試すこともできないでしょうか。

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2009-07-19 03:05:30
  • 0

「タイケルブ錠」(グラクソ・スミスクライン社)は今年の5月に発売されたばかりの“延命薬”です。
細胞増殖促進のシグナル伝達を活性化するHERファミリーのなかのEGFRとHER2の2種類の
受容体型チロシンキナーゼに対して、細胞内において選択的かつ可逆的な阻害作用を示し、
腫瘍細胞の増殖を抑制する効果があるとされています。
この様に、癌細胞を殺すのではなく、増殖を防ぐ意味合いが高い薬です。
ステージ4は、既に体を蝕んでいる癌細胞に手をつけられない状態を指します。
新薬に対する希望はいつの時代も大きいものですが、その薬が効果を最大限に発揮できる
“ステージ”があって初めて、効能を発揮します。
病院でもこのステージ4の患者に対して経口摂取させて効能が現れるかどうかを
心配していると思います。
非常につらいお話しだとは思います。
しかし、現時点において世の中に「癌が100%治る薬」は存在していない事実も理解
して頂ければと存じます。
後は、病院の医師たちの判断です。

===補足===
丁重なコメントをありがとうございます。
質問者の貴方様の心情をお察し申し上げます。
医療の現場にいながら、この様な言葉は慎むべきことなのでしょうが、『奇跡』はあります。
何度かこの目で見てきました。
立場上、軽はずみな話はできませんが・・・
貴方のご友人に奇跡がありますように・・・

  • 回答者:匿名Dr. (質問から2時間後)
  • 2
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

回答ありがとうございます。誠意を持って丁寧に答えてくださってうれしかったです。
薬が服用できて効いたとしても延命効果しかないというわけですね。。。
それでも本人は職場復帰や趣味の旅行など、一時的にでも元気になったらやりたいことがまだまだ残っているに違いないので、何とか持ち直して薬が服用できればと思います。
結局は現場の先生にお任せするしかないですね。

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お聞きする状態ですと、新薬投与も厳しいです。

  • 回答者:匿名 (質問から1日後)
  • 0
この回答の満足度
  
参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ありがとうございます。
私もそう思っていましたがもしかしたら・・・とわらにもすがる思いです。
でも匿名ドクターさんもおっしゃってくださったように奇跡もあるので、祈り続けようと思います。

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