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毎日の計算は10進数法ですが、時間は24時間、60分、60秒と12進数法になっています。どのように決められたのでしょうか。

  • 質問者:ぺんぎんぱぱ
  • 質問日時:2008-06-24 20:03:40
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おそらく、起源はメソポタミア文明(シュメール)で、そこから隣接する古代中国や古代エジプトに伝わったものと考えるのがいいかもしれません。

シュメールでは人類史上最古の文字といわれる楔形文字が有名ですが、これも元々は暦を記録するために使われたとする説があります。12という数字は1年は月の満ち欠け(約30日)が12回あることで重用され、1年を12分割して「月」(月の満ち欠け一回り分)ができ、たまたま月の間に30回太陽が昇ったことでひと月は30日(日=太陽)ということになったと言われています。(太陰暦の基本的な考え方です)

60という数字に関しては古バビロニアで生まれたという説もあるのですが、60進数という考え方で、12進数とは別と考えるのがよいようです。12と30の最小公倍数である60という考え方が自然かもしれません。暦を表すには関連した数字だけを使ったと考えれば、24時間はちょっと変わった考え方で導かれます。それは日時計(起源は古バビロニアと言われる)。日時計は日が出ている部分を計測するもので、昼夜がちょうど半分になる時を基準にすれば、日中分を12分割(日時計で計測可能な単位)、夜(指す事がない北側半分)もあるのでその倍を一日(24分割ということ)とし、その1つの単位を時、細分化(60分割)して分、さらに細分化(60分割)して秒ということもいえるかもしれません。角度は全周360度ですが、12・24・60で割るのに都合の良い数字で作られています。天文学から作られたものだと考えれば納得できる数字かもしれませんね。(いつくかの説をわたしなりにまとめてみました)

10進数は、日本では5進数もありますが(そろばん)、両手の指が10だからという説が最も有力といわれています(5進数は片手)。天文学とは関係ないので時間を表す単位には使われなかったということではないでしょうか。

  • 回答者:ぬっこぬこ (質問から7時間後)
  • 4
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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中国の暦法に関してはじいさんの書かれている通りだと思います。
西洋・中東では、1年が約12ヶ月(月が新月~満月~新月となる期間)だったことからまず暦法が出来たという説があります。
厳密にいうと少しずれるんですけどね。
12とか60は約数が多いので、時間の単位とするのに都合が良かったのでしょうかね。

  • 回答者:とおりすがり (質問から6時間後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。

質問されてみて、じいにも最初解かりませんでした。

ただ、古い暦を考えてみますと、十二支がありますね。それに十干があります。
十二支は、もちろん、子、丑、寅、・・・の十二の動物で象徴されたもので
十干は、木、火、土、金、水(もっかどこんすいと読みます)に、えと(兄、弟)を付けて、木の場合は、きのえ(木の兄)、きのと(木の弟)と呼びますね。ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、なども同じです。

これらを使って、十干十二支で表す時、例えば、ひのえうまのように言って生まれ年を示しますね。

その結果、12と10の最小公倍数である60通りの生まれ年が存在し、60年経つと1周します。

恐らくこれが12進法の始まりだと思います。この暦は、中国で4000年前に既に使われていたそうです。

詳しく調べると、1年を十二に分けるのは、農耕に適していたからだそうです。つまり、種をまくタイミングや、肥料をやるタイミングなどを当時は、こと細かく定められていたようです。

こういうわけですから十二進法が先に存在したのでしょう。 ですからどこかで、急に10進法が取り入れられて、そこから先、人が慣れてしまったというだけだと思います。

実際、コンピュータの世界では、2進法8進法、16進法など今でも平然と使っていますから。

ご興味が出てきたなら、是非、詳しく調べて見ましょう。

  • 回答者:じい (質問から2時間後)
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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。

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