自民党は今になって考えてみると、政党ではないのかもしれません。
政党は本来政党政治を行う。つまり政権交代が民主的に出来る為の仕組みです。
しかし自民党はずっと政権政党であり、下野したとはほとんどありません。
つまり自民党は、民主的に国会で議論して政治の方向を決めるシステムになっているのに、それを無意味化して独裁政治を行う為のシステムなわけで、政党ではないのでしょう。
そう考えると、まるで江戸時代の老中たちによる合議制の独裁政治のようです。
つまり今自民党に所属している議員も、自民党のポリシーを支持して参加しているわけではなく、単に自民党でなければ政権政党でないので、政治に参加していないのも同然なので、政治家として意味がないので、自民党に所属しているのだと思います。
つまり今回もし、自民党が選挙に負け野党になり、その状態が次の総選挙まで続く事が確実な状態になれば、自民党に所属している議員は、自民党にいる意味を失うと思います。
そうなれば、他の政党に移ったり、新党を作ったりする動きが強くなり、自民党は崩壊するでしょう。少なくとも縮小します。
そう考えてみると、自民党が一番恐れることは、与党でなくなることではなく、自民党が、崩壊してしまうことです。そして実際にその危機にあるように感じます。
崩解するよりは、優秀な野党になりたいでしょう。