今の日本、こんな不安な社会でも、食べるものもなく飢えている人はあまりいません。住む所のない人も、たくさんいるとは言えません。治安もそれほど悪くはありません。言われなき差別も、ずいぶん少なくなりました。
少なくとも物質的には、日本始まって以来の豊かな時代は続いています。
精神的、内面的に貧しいかどうかはよく分かりません。「衣食足りて礼節を知る」というのはかなり核心をついている思いますので、多分内面的にもそう悪い時代ではないと私は考えます。
なのにどうして私たちはこんなに不安感に苛まれるのでしょう。
どういう社会になったら住み心地がいいか、簡単に端的に言えるように考えていたら、よく分からなくなって、こんな事を考えてしまいました。
===補足===
書いてから気がつきました。
多分、私たちにないのは、「希望」なんじゃないでしょうか?
なぜ、「希望」を失ってしまったのでしょう?