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二十四詩品 七 洗煉の「流水今日、明月前身」の意味を教えてください。

  • 質問者:kinta
  • 質問日時:2009-09-15 18:20:14
  • 0

読み下しだと、「流水は今の日、明月は前身」、この解釈は謎かけみたいでとっても難しいですね。
二十四詩品は、一種の詩論でありながら、韻文でそれ自体が詩になってますので、
洗練の結句にこれが来てることを考えると、「洗練」の表題、それから、その前に出てくる「月」や「星気」、そして論者である「幽人」とこの語句を呼応させる必要があるでしょう。
月や星気は、それこそ天上の洗練された揺るぎないもの、対して、流水は形無きとらえどころのない混沌さと解釈すると、
星気をたくわえ、歌を歌う幽人のありかたとして、
「(混沌とした)流水は(歌っている)今の日、(洗練された)明月はすでに過ぎ去った過去」、日々洗練しようという努力を怠ってはならないという意味ではないかと、ほぼ独断で思っております。
全然違うかも知れませんけど。

===補足===
全くの素人(かなり理系^^;)の勝手な解釈に高評価を頂き恐縮しております。混とんというより、流水を移ろいゆくという方丈記の無常感に通じるような解釈のほうが美しいとですね。日本人の感覚かもしれませんが。
漢詩など久しく読んだことがなかったので、新鮮な思いで久しぶりに右脳をつかったように思います。

  • 回答者:をやぢ (質問から21時間後)
  • 3
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

難題にまともに答えていただいて、感動しております。
やはり少なくとも洗煉全文を読み砕いて解釈の感覚をものにするしかないのですね。
わたしも、「変化しないものはない、すべてのものは移ろい行く、一所にとどまらず努力しろ」と言っているように思います。ありがとうございました。

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