A5の牛肉しか召し上がらないというのは・・・・羨ましいですね。
別に嫌味を言っているつもりはありませんので、予めご了承ください。
牛角の肉は、端的に言えば、産地はオーストラリアやアメリカです。メキシコ産もあるみたいですよ。国内産の黒毛和牛と比べるのは、そりゃ酷ってもんです。
そうでなければ、あのお値段で商売をすることはできません。あの価格で黒毛和牛を使っていたら、すぐに倒産しますよ(苦笑)。
あくまで牛角の商売は「相手は大衆」に設定してますので、設定できる価格の上限ってものはあります。チェーン展開している焼肉店なら当たり前です。チェーン展開の焼肉店で「和牛フェア」とかやることはありますが、これも交雑種・・・つまり黒毛和牛とホルスタインの雑種ってことですが・・・せいぜいここまでです。黒毛和牛を常時使っている焼肉チェーン店なんてあり得ない。ましてや等級がA5なんて・・・・。私が勤務する百貨店の精肉売場だって、地元では何だかんだいっても一番おいしいお肉を売っているという評価ですけで、等級A5の牛肉だけで商売なんてできません。等級A5の黒毛和牛なら、ロースで100gで3,000円くらいはしますから。
そもそも最高級と言われる松阪牛だって、A5等級の肉ばかりというわけではありません。A4,A3等級の松阪牛だって存在するんですから・・・・。
私が勤務している会社でやってる経営セミナーで牛角の商売の研究をしたビデオを紹介されたのですが、企業として商売を成り立たせるための研究はよくやっているようです。商売相手としてターゲッティングしているのはあくまでもファミリー層で、しかも「毎月1度や2度は焼肉を食べたい家族連れ」です。そういう方たちに召し上がっていただくためには、リーズナブルな価格設定をするなんてことは当たり前です。価格が価格なんだから、A5等級のロース肉に比べて「固い」なねのは当たり前ですよ。
店員の態度ですが、これはチェーン店の宿命です。良い店もあれば、悪い店もありますよ。ただ、牛角の店員の水準が、他の焼肉店の参考モデルになっている水準であることは確かです。チェーンの割には、接客水準は悪くないと思います。
あと蛇足ながら・・・・
A5等級の黒毛和牛・・・・確かに柔らかくて美味しいです。
しかし、40代半ばの私としては、そんな肉のサーロインは食べきれません。
年齢的に、もう無理。A5等級のサーロインステーキなら100gくらいまでです。
それ以上はクドいです。それほど脂が豊富です。
30代も後半になってくると、サーロインとかロースとかはちょっとね・・・。