勝 海舟です。
幕末から明治維新に幕臣として活躍した人物です。
西郷隆盛と交渉した、江戸の無血開城は有名です。
この時代勝てば官軍、負ければ賊軍で世間は賊軍を相手にしません。
しかし、彼は賊軍となった徳川幕府に仕えた武士、その家族を救済するため、奔走、尽力します。自分も幕臣の一人として、生活に行き詰った仲間を見過ごすことはできなかったわけです。
社会的に評価されなくとも、彼の下級武士として生まれ育った正義感、人情に厚い人柄がそうさせたと思いますし、そこを私は評価したいのです。
エピソードして有名ですが、坂本竜馬は勝を暗殺しようとして、逆に説得され勝の書生になったぐらいですから、人間的に度量もあり、魅力もあったのでしょう。
徳川幕府は今の静岡県に押し込まれるわけですが、その家来家族は3万人位だたそうで、勝は新政府に再就職を斡旋したり、産業を興したり(お茶は今、静岡の名産ですが、彼が支援したと言われています)、金融業を興したりしたようです。
===補足===
男性、74才です。
失礼しました。