元々引退したいと本人が望んでいたのを、政権交代が現実味を帯びてきたため、選挙活動など殆どしなくてもいいとか言って、口説き落とし、頭数をそろえるだけの比例で当選を果たした。
当選するや、この人ほど財務に詳しく、また財務省への押えが利く人もいないため、財務大臣に任命。
麻生内閣の補正予算や2010年度予算編成などを組み替えるなどの大仕事が控えていたにもかかわらず、3党連立の中での、国民新党や社民党の無理難題、民主党大臣など政府3役の身勝手な予算要求など、政権をとってみれば、自民党と相も変わらない予算分取り、我田引水政治に辟易したのだろう。
また、鳩山のサポートを期待したにもかかわらず、まともなサポートも無い。
唯一救いだったのが、小沢幹事長の「国民の要望」という名の 無理しない、やむを得ない予算、というもの。
マニフェスト実現への政治といっても、大半は政権とは縁も所縁も無いところで政治家をやってきたものが大半の民主党で、政権側にいたことがあり、中枢も担ったこともある、齢77歳の政治家をここまで追い込む民主党はまだまだ、ガキの集団だということ。
大人になれない、政権についたことで浮き足立っている民主党の若手連中に愛想が尽きているかもしれない。
また、それらを纏め上げれない、指導力不足が見え見えの鳩山首相にも。