無理矢理勉強だけをさせようとしても、それは無理なのではないでしょうか?
映画が好きだから字幕を読まずにすむように英語の勉強をしようと思うのと、受験だから勉強しないといけないのでは勉強をする気持ちも、身に付くスピードもまったく違ってくると思います。
通信簿さんは娘さんを大学に行かせたいのでしょうか? それとも娘さんの希望があれば専門学校・短大・就職などでも良いのでしょうか?
いろいろ話したとありますが、それは「なぜ勉強をしないの?」などから始まりませんでしたか?
ご自身が高校生の時に親に来年受験なんだから勉強をしろと言われたら嫌な気持ちになりませんでしたか?
まだ「来年」のことじゃないかとおもいませんでしたか??
私が高校2年生の時は、完全に文系の私は大嫌いな理数系の成績が悪くて親に「成績が悪いのになんで勉強しないの?」と言われた時は、すきじゃないし、やってもこのあと役に立たない(社会に出て微分積分や物理の数式が何の役に立つわけでもない)し、やる意味がない。別に赤点を取っているわけでもないし、なんで口うるさく勉強しなくちゃいけないの? と思っていました。
親にすれば成績が良ければ、推薦で大学にだって行けることもあるし、後になってもっといい大学に行けばよかったなどと思わないように屁理屈をつけて努力しないでいるのがもったいないと思っていたのだと思います。
なのでもしかしたら「やる気が出ない」というのはただ単に親には話したくないし、勉強したくないだけなのかも知れません。
高校2年生の夏休みは、来年はみんな受験で遊んでいる暇がないのだから、今年の夏休みくらい遊びたいとおもっているのかも知れませんよ。
とりあえず、もう1度娘さんと、勉強のことなどではなく日常会話の延長上のように話してみてはいかがでしょうか?
たとえばご飯を食べているときの会話の延長や、テレビを見ているときの会話の延長などで勉強しろというのではなく、娘さんの好きなものについてなど、他愛のない話でいいのです。
勉強の話だとわかると、娘さんはまたその話という風になってしまうと思います。
娘さんは何が好きなのでしょう?
マンガ・映画・芸能人・音楽など高校生なら好きなものはきっといっぱいあると思います。
そんな話からはじめて、娘さんは将来何になりたいのかなどを話をしてみてはいかがでしょう?
明確に将来になりたいものがあるのならば、それには何の勉強が必要だと言えるのではないでしょうか?
また、漠然としているのならばその中で興味のあるものについての勉強から初めてみるのもいいと思います。
受験に必要ない教科からでも、勉強するようになれば、そこから毎日5分でも10分でも勉強をするようになっていくのではないでしょうか?
またたとえ親の目には遊んでいるようにしか見えなくても、勉強をしている可能性もあります。
「受験だから勉強する習慣をつける」というのは娘さんには親がまたうるさいことをいっていると思うだけのようにもなりかねません。
娘さんが知りたいと思う事、好きなことを知るために勉強する。という風にしてみてはいかがでしょう?
こういうことはこのように書いていたりするよりも実行するのが大変だとは思いますが…
頑張ってください。
長文になり、失礼いたしました。