① 何年か前の冬に東京駅から新幹線に乗って米原で北陸線の特急電車に乗ったときです。
苦労してやっと米原駅に到着してそれから寒い駅で待たされて、電車が来て飛び乗り椅子に座れた時から悲劇が待っていました。
② 出発を待って椅子に座っていましたが大雪で間引き運転でしたから車内は大混雑をしていました。
しかしいつになっても出発する気配もなく車内から駅のホームに大多数の人が移動をし始めました。
案内が全くないままタヌキ寝入りをしていましたがだんだん不安になり駅の方に行った人がお茶や食べ物を買って戻ってきて、話をしているのを聞いているとその人たちの情報では、駅員に聞いたところ出発できるかどうかがまだ分からないということでした。
疲れていたのでトイレにだけは何回か行き着していましたがそのうちに雪の重みでパンタグラフが下にさがって電車の中は真っ暗になり暖房も切れてしまいました。
同行者といろいろ情報を集めましたが全く分からないという情報しかありませんでしたが、外は暗くなってきてすでに7時間以上が過ぎ、駅には上下線ともに全く電車が来なくなりました。
③ 同行者とも情報交換をしていましたがただじっと待つしかないという結論に達しました。
私たちはもめる元気もありませんでしたが、駅の構内のところどころでは関西弁の男の人が時々駅員に大声で「どないなっとるんじゃ!!」という罵声が妙に大きく響いていました。
結局、ラッセル車が出て線路が開けられて、電車が動いたのは10時間以上経ったころでしたが、差し入れも一切なく目的地に到着したのが午前3時でタクシー乗り場に一目散に走って家路につきましたが道路にも豪雪で除雪ができていなくて、大変でしたがただただ疲れ果て、悪夢の一日だったと思います。