尻尾切りの意味は既に書かれているので割愛しますが、
たしかにトカゲは切れた尻尾を再生できますが
それには大きなエネルギーが必要な上に同種間の地位も低下します。
また、骨は再生せず軟骨程度なので以前とは明らかに違う尾が生えてきます。
また・・・。
オウカンミカドヤモリで有名ですが(ペットとして広く出回っているため)
尻尾を自分で切ったとしても再生できずに傷口を塞ぐくらいの種類もいます。
また、尾に栄養を貯蔵する習性を持つ種類
(ヤモリ系に多い。特にヒョウモントカゲモドキやニシアフリカトカゲモドキは顕著。)
はいきなり栄養貯蔵タンクが切り離される訳ですから
尻尾を切ったダメージは多種より大きいです。
(飼育下では十分栄養を取らせて再生させる必要があります)
更に・・・。
尻尾を切らない(自分で切れない)トカゲもいます。
オオトカゲ類やアガマ科などです。
例としてはアゴヒゲトカゲやエリマキトカゲ、コモドドラゴンなどが有名です。
国産種としてはキノボリトカゲがそうです。
(なお、イグアナ科は自切・再生します)
これらの種類は自分で尾を切らない代わりに事故などで尾が切れても再生できません。
ちなみに、
トカゲではなくイモリやサンショウウオなどの両生類は
尾や手足を失っても完全に(骨まで)再生できます。
再生能力は若いほど高く、
我が家で飼っているウーパールーパーも幼い時に一度左腕を失いましたが
1ヶ月ほどで完治、今に至っています。