比較するまでもなく小泉でしょう。
米国に媚びすぎとか、弱者切捨てとか色々批判はありますが、それは増長する中国から日本を守るためであり、また財政危機を回避する為の構造改革であった訳ですので、行動に一貫性がありました。
少なくとも米国とは良好な関係を築けていたし、拉致被害者も全員ではないですが取り返せました。これは歴代どの首相もできなかったことです。
ただミスもありました。拙速な構造改革は「格差社会」を招き、地方経済は目茶目茶になりましたし、鳴り物入りで行った郵政民営化については財政投融資を完全に遮断できたかどうかに疑問が残り、裏ではきな臭いことがあったとの噂が絶えません。
この点については、自民党内にも批判する者も多く、本当に成功したと言えない状況であるのは事実です。
しかし、現政権の首相には「哲学」はおろか「良識」及び「常識」すらなく、もはや「社会人」としても問題のあるレベルです。
日米関係はかつてないレベルまで悪くなり、中国はかつてないレベルまで日本のことを軽視しています。国益の観点から見て、小泉と鳩山では比較するのが失礼なほど小泉の方が有能といえるでしょう。