とても難しい質問ですね。同じ感覚を味わった人でないと理解されにくいことかもしれません。でも、私もずっとそうだったので、分かります。
私の場合、はっきりとは診断されなかったものの、境界性人格障害と全く同じ症状が出ており、幼少期に親から虐待を受けた事や認めてもらえなかった事が原因で人格形成に影響を及ぼしたようですが、その症状のひとつに、自己否定や自己嫌悪があります。
他の誰よりも、誰かに認められたいという願望が強いのに「誰も私のことなんて認めてくれない」という強い自己否定や自己嫌悪感。「こんなことばかり言ってる私なんて消えた方がいいかも!」という自暴自棄。そのくせ、周囲の人が自分から離れていくのが怖くて、いつも顔色を伺ってしまう。
でも、私はその暗いトンネルを抜けることが出来ました。私に、境界性人格障害を教えたのは私のパートナーで、彼は真剣に私と一緒に生きていこうと考え、私に本を読ませて人格障害の症状を認識させ、私が自暴自棄になっても、自己嫌悪になっても、しっかりと一緒に、私が回復出来るように隣で支えてくれました。
2年の年月が流れた頃には、症状がずいぶん落ち着きました。その間、彼は何度となく挫折しそうになったようですが、支え切ってくれて、今も一緒にいます。
私は、今では自分のことを大事に出来ますし、飼い始めたペットのことも大事に思えます。奇跡のような出来事です。が、信じれば救いの手は伸びてくるものなのです。
もしかしたら、kokoroさんの相談とは違うかもしれませんが、自己否定や自己嫌悪が強い人の場合、実はこういうことが背景にある可能性があるということも、憶えておいて下さい。