外国人が日本で罪を犯した場合、日本人が外国で罪を犯した場合。それぞれ誰がどのように裁くのですか？|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

このあたりは刑法の教科書の最初の方で議論されてます。
一般的には、
１　日本国内で起きた犯罪は、日本国が裁判権を持つ
ですから、外国人が日本で罪を犯したときは、第一次的には日本の裁判所が裁きます。したがって、その前提たる捜査も、日本の警察・検察庁が行います。（これの例外が、「日米地位協定」）
２　日本人が外国で罪を犯したときは、その外国が第一次的には裁判権を持ちます。そこで許されたとしても、一定の罪については、日本の刑法の「国外犯」規定により、日本国も訴追して裁判を受けさせるものがあります。
殺人とかはそう。三浦和義のロス疑惑とかは、「日本人が外国で殺人を行った（とされる）」事件ですよね。第一次的にはロスの警察が捜査しましたが、解明前に三浦は日本に帰ってしまいました。で、日本で裁判をやって無罪になったのはご存じのとおり。しかし、第一次的に裁判権を持つアメリカとしては、日本でどんな裁判があったかは、（いろいろな議論はあるものの、とりあえずは）関係ないということで、その後フラフラとサイパンにやって来た三浦を捕まえて裁判にかけ（ようとし）ました。本裁判前に彼が自殺したのはこれまたご存じのとおりです。

回答者：とくめい (質問から23分後)
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