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バリュー・アット・リスクとはどういうことですか?解りやすく教えてください。

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2010-11-02 00:01:33
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

ご回答有難うございました。
質問から30分経過し、十分納得の行く回答も頂きましたし、後続の回答も途切れたようなので終了とさせて頂きます。(終了時間・0:31)
有難うございました。

バリュー・アット・リスク(Value at Risk; VaR)とは、リスク分析の手法の一つです
現有資産の損失可能性を時価推移より測定する分析指標です
金融検査マニュアルの検査事項の一つである「リスク分析手法の確立」に例示されたものの一つでもある
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF

===補足===
市場リスクを統計的手法により測定した数値のことです
有価証券等のポートフォリオを将来のある一定期間保有すると仮定した場合に、ある一定の確率の範囲内(信頼水準あるいは信頼区間といいます)で、マーケットの変動により
どの程度損失を被り得るかを計測したものです
VaRは通常金額で表示され、その額が大きい程ポートフォリオが内包している市場リスクが大きい事を示しています
VaRは1990年代初頭から欧米金融機関で使用され始め、1993年に発表された
第二次BIS規制案において金融機関の市場リスク管理手法として採用が推奨されたのをきっかけに日本でも急速に普及しました
最近では、金融機関だけでなく大手事業法人の財務部門や損害保険会社においても
導入が進んでおり、市場リスクのみに留まらず信用リスク等定量化に適したリスク全般においてもVaRの手法を利用した管理が広がりつつあります
詳しくは
http://www.azsa.or.jp/b_info/keyword/r_var.html

バリュー・アット・リスクの活用
VaRを活用することにより、経営レベルにおいて、保有資産の値下りが最悪の場合に、
その金額がどの程度になるのかを認識することができ、これによって経営に与える影響を考慮して、資産構成を見直したり、損失に対して自己資本の増強等の確実な備えをしておくなど、具体的な施策を取ることができる。また、市場取引を行うディーリング部門においては、部門全体、セクター(グループ)、各ディーラー(トレーダー)などの階層別に、VaRに
基づいた取引限度を設定することもできる
詳しくは
http://www.ifinance.ne.jp/glossary/derivatives/der021.html
企業の様々なリスクである経営リスク、戦略リスク、環境リスク、金融リスクなどを出来るだけ回避できるようにする為のリスク管理指標です

  • 回答者:匿名 (質問から4分後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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通常、リスクとは不確実性のことを差し、保有している資産が利益が出ていても、
逆に損失が出ていても、不確実性という言葉の限りにおいて損益の区別はない。

しかし、投資家にとってのリスクとは、やはり損をするという下方リスクのことを連想することが多い。
現在保有している資産が、絶対金額としてどの程度、損失する可能性があるのか、過去の価格推移をもとに、統計的に測定する指標として用いられるのがバリュー・アット・リスクである。

http://www.nomura.co.jp/terms/english/v/var.html

  • 回答者:匿名希望 (質問から2分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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