敵艦船攻撃に際して、従来の水平雷撃や、急降下による爆弾攻撃には、レーダー射撃やVT信管を使用した対空砲火の犠牲になる確率が高く、戦闘機の胴体に250キロ爆弾を搭載しての突入攻撃こそが、最も効率のいい攻撃方法であった事については議論の余地の無いところです。攻撃の戦果も、敵に甚大な損害を与えている事実が記録として残っており、マスコミの反戦思想による事実歪曲を鵜呑みにした情報弱者の浅識さには、反吐が出る思いがします。
無論十死零生の必死攻撃ですから、特攻隊司令の大西瀧治郎中将をして「統率の外道」と言わしめたほどの残酷な作戦である事は言うまでもありません。しかし、家族を内地に残しながら、あえて血書嘆願までして特別攻撃に加わった兵士もいらっしゃいます。
また、成人にも達していない少年兵、朝鮮人の特攻隊員の方達も志願して突撃に行かれた事を決して忘れてはならないと思います。
今日の視点で上から目線で歴史を断罪する事は容易い事でありながら、その思考は短絡で、不勉強極まりなく、軽薄と言う他無いものです。
日本人の一人として、全てを犠牲にして生命を捨てて国を守って頂いた事に対しては、感謝する事だけでは足りません。今の私達も同じように国を背負って、責任を持って次代に受け渡して行く使命を持って社会に貢献していく事が、彼らに対する慰霊であり、責任であると思っています。